こんな困ったことがありました・・・
まず事例から。
Aさんは何かにつけて何かにつけて、疑いを持ちます。
仕事で上司から誉められても「誉める裏になにかあるに違いない」とか、他人同士がこちらを見て話しているのを見て、「俺の悪口をいっているのではないか?」と思ってしまいます。
誰も信じられない。正しいのは自分だと思ってしまいます。
原因と対処の仕方を教えてほしいのです。
今日から3日間、上記のように他人を疑う思いが止めどなくうかび、人間関係を壊してしまう妄想性パーソナリティ障害の説明をします。
また、アドラー心理学の要点を解説していきます。
人間関係の改善にお役立てください。
〇本日のテーマ
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・毎日少しずつ人間関係を壊すことになる原因の心理学を書いています。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
・さらに、社会的に需要の高い分野の記事(今は認知症)の紹介をしています。
妄想性パーソナリティ障害 特徴・チエック表
【特徴について】
【妄想性パーソナリティ障害のチェック表】
アドラー心理学とは 最終目的
これから、アドラー心理学のお話をしていきます。
始めるにあたって、アドラー心理学の最終目的をお話します。
なぜ、「初めなのに最終なのか?」というと、最後の到達点を明白にしておくと学びやすいからです。
全ての道はローマに通ずると言われたように、全ての道は最終目的に到着します。
それではアドラー心理学の最終目的とは何でしょうか?
それは、「共同体感覚」を作ることです。
共同体感覚とは、家族、友人、職場の同僚などのコミュニティの中での「共感」「所属感」「信頼感」「貢献度」を総称したものです。
つまり、「自分は共同体の一員であり、共同体は自分のために動き、自分は共同体のために役立てる」といった感覚です。
この感覚を持つことで、人は自分本位の感覚から抜け出すことができ、他人への関心の広がりが見られます。
この「共同体感覚」を持っているかが、精神の健康(幸せ)のバロメーターとされます。
アルツハイマー認知症の特徴(初期症状)
本日から、4大認知症解説します。本日はアルツハイマー型認知症の特徴を述べます。
アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が通常より早く減ってしまう病気です(神経変性疾患)。そのために、認知機能が徐々に低下しています。
出現率は、人口10万人に対して、約20人と言われています。
主に40歳以降の年代で発症し、65歳以上が特に発症が多いとされます。ただ、若年層(場合によっては高校生)にも見られることがあるので注意が必要です。
脳神経の減少から、場所や時間がわからなる中核症状が見られます。このことに伴って、暴力、暴言等の周辺症状も現れます。
発症者の約半数が2年から8年の間に寝たきりになり、平均して8年から10年で死亡にいたると言われています。
【初期の症状は】
以下のようなことが頻繁に起こります
(状況によって他の症状が現れることもあります)。
・物を置いた場所を思い出せない。
・日付がわからない。
・約束をわすれる。
・慣れたところで道に迷う。
・物を盗まれた妄想が出てくる。
・活気、意欲の低下。無気力が現れてくる。