こんな困ったことがありました・・・
まず事例から。
A子さんの旦那さんがある時に、「お前(A子)は浮気をしているだろう?」と言いだします。もちろんA子さんは浮気などしてません。
A子さんが理由を聞くと、「この前の日曜日、一人で町に出かけたな? 男と逢っていたのだろう?」と言います。
確かにこの前、一人で町に買い物に行きましたが、それは子供の洋服を買いにいっただけ。
なぜ、夫はこんなことを突然言い出すのでしょうか? 原因は何でしょうか?
昨日、妄想性パーソナリティ障害の特徴と、そのチェックリストを解説しました。
今日は原因を解説します(明日は対応方法と支援(治療)を解説します。
また、アドラー心理学は昨日に引き続き「重要な考え」を解説します。
人間関係の改善にお役立てください。
認知症は本日お休みします。
〇本日のテーマ
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・毎日少しずつ人間関係を壊すことになる原因の心理学を書いています。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
・さらに、社会的に需要の高い分野の記事(今は認知症)の紹介をしています。
妄想性パーソナリティ障害 原因
アドラー心理学とは 「勇気づけ」について
昨日、アドラー心理学の最終目的は「共同体感覚」を構築することと述べました。
「自分は共同体の一員であり、共同体は自分のために働いてくれ、自分は共同体のために役立てる」という感覚が人に幸福をもたらします。
この「共同体感覚」を養うための方法として「勇気づけ」という技法があります。
「勇気づけ」というのは、「自分の力で」「仲間と助け合い」「困難を克服する活力を呼び起こすこと」です。
注意をすることは、この「勇気づけ」をするために、「褒める」「激励」をすることはしません。アドラーは「褒める」「激励」は勇気づけではないと言います。
あるプロジェクトを上司から任されて、上司が「君は能力が高い。やればできる」という言葉は相手を勇気づけていません。
この上司の言葉はどこか、部下を支配したいとの心があります。
それよりも、「ちょっと手伝ってくれたまえ」と呼んで、ともに作業をする場合は、仲間と共に助け合って生きて行くことになります。
これが相手の活力や能力を生むきっかけになるのです。