精神医学の面と心理学の面から人間関係を損なう原因と解決を述べています。
前回までは、躁うつ病の種類(Ⅰ型・Ⅱ型・ラビットサイクラー等)を述べてきました。
本日は躁うつ病と自殺の危険です。
なお、この躁うつ病は、未成年の方も意外といて、学校でいじめにあったり、人間関係がうまくいかないなどの事が起こります。
どのように接し、対応していくかを知っておくことは重要です。
また、アドラー心理学「課題」についてです。
〇本日のテーマ 1.躁うつ病 危機 自殺 2.アドラー心理学 「課題」
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学とと心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
躁うつ病 危機 自殺
私の娘(高校生)なのですが、最近、「消えてしまいたい」「遠くに行ってしまいたい」などと口にします。
気持ちが晴れやかな時は心が軽快・快活で良いのですが、気分がいったん落ち込んでくると、動けなくなりそのような言葉を口にします。
夫(娘の父親)が躁うつ病を発症したことがあるので心配です。中学時代、クラスの人間関係のいざこざが合って以来、以来ずっと精神的に不安定になっています。
特に娘を可愛がっていた祖父が亡くなってから、特に様子がおかしくて、「お母さん今までありがとう」などと、思ってもいないことを口にします。
大丈夫でしょうか?
事例の娘さんは、気分が良い時は爽やかで快活な様子、落ち込むと動けなくなり、「消えたい」のようなことを言う。また、父親は躁うつ病を発症しているので、娘さんも躁うつ病の可能性がありますね。
これらのことの他に、「おや? おかしい」と思われる時は医師などに相談をすることが望ましいです。
はじめの所で述べましたが、学校に通っていて躁うつ病から、学校の行く時間になると通学ができなくなったり、時に人間関係が悪化して通えなくなることがあります。
その時、勉強の遅れを心配して、無理に学校に行って事態が悪化することがあります。
そのような時は、思い切って「学校に行かない選択肢」もありだと思います。
まず、無理をさせずに治療を優先することも必要です。
勉強の遅れが心配なら、さまざまなところで、勉強を習うことをしてみても良いと思います。例えば、次の不登校支援のところです。(不登校支援)
ウエブなどで受けた授業を学校の授業にするサポートもしています。
とりあえず無料期間があるので、試してダメだったら止めればよいと思います。
キチンとしているので、しつこくされることはないと思います。
アドラー心理学 「課題」
職場の同僚が、プレゼンの発表を行う時に、プロジェクターの不具合が発生しました。
まだ、発表まで一週間あるので、ほっておいても良いのですが、何か黙ってられなく、ついつい、プロジェクターの不具合を治そうとしました。
しかし、自分たちでは対処できなくて、修理屋に頼みましたが、一月ほどかかるとのことで、結局、新しいものを購入することになりました。
時間にすると2時間くらいでしたが、私のほうの仕事が終わらずに、結局サービス残業になってしまいました。
会社にいたら、互いに助け合い、チームワークを組んでいかなければなりません。
しかし、それも時と場合で、自分のほうに緊急の仕事があったら、時にそれを優先しなければなりません。
そのためには、第一に「自分の課題」と「他人の課題」の境界線をはっきりさせることが大切です(今後、アドラー心理学が終わったら「境界線の心理学」をやる予定です)。
楽に生きることの一つに他人の課題を抱え込まないことが大切です。特に他人の顔色をついついと見てしまう人などは、ついつい他人の課題に関わってしまい苦労します。
それが、あまりに自分の不利益になるときは、結局自分を苦しめることになるので注意が必要です。
しかし、仕事によって「自分の課題」と「他人の課題」の見分けが難しいときあります。
そのときは、課題が終結した時の「メリット」と「デメリット」を誰が受け取るかで、その課題が誰の課題かが分かります。
この「メリット」「デメリット」を考えて、他人との協力を考えても、時に断らなければならないときは、断わることが必要です。
よくある例えですが、飲みたがっている馬を水のあるところまで連れて行くのは、人間の仕事(課題)ですが、最後に水を飲むかどうかは、馬の課題です。飲むか飲まないかは、馬に任せるしかありません。