人格障害、躁うつ病、トラウマ等々、人間関係をうまくいかなくする精神的な要因をはなしてきました。
今日からはアスペルガー症候群について、述べていきます。
ご家族が、本人と毎日を接するなか、「もしかしたらアスペルガーかもしれない」と思っても、なかなか病院を尋ねたり、他人に相談するのをためらうと思います。
本日から、アスペルガー症候群の話をしていきます。
アドラー心理学は「不安」です。
〇本日のテーマ 1.アスペルガー症候群とは 2.アドラー心理学 人間関係 「不安」の続き
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学とと心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
アスペルガー症候群とは
こんな話がありました・・
うちの長男(6歳、男子)なのですが、学校でのトラブルが絶えなくて、いつももめ事になり、母親である私がトラブルを起こした相手に謝りにいくことがたまたまです。
この前もこのようなことがありました。で長男がなにやらごそごそしています。見ると、裁縫道具(さいほうどうぐ)から、針を抜き取って、ポケットに入れています。
何をするか問いただすと、「友達が嘘を吐(つ)いたので、針千本を飲ませる」と言います。私は慌てて、怒り、止めました。
全て、こんな調子で、長男は全て言葉通りに取ってしまうところがあります。
どうしたら良いでしょうか?
目と目が合わない。笑っても微笑み返さない。指差しがあまりない。言葉の発達が遅い。こだわりが強い。感覚の敏感さなどがあげられまる。
知的障害が伴わない時は、小学校に入ってから、場合によっては大人になってから初めて診断されることもあります。
アスペルガー症候群の人の特徴は以下の通りです。
アスペルガー症候群のなどの障害があるかどうかを見極めることが、今後の本人への対応になるので、上の事柄がいくつか見られたら、専門医を尋ねることをお勧めします。
明日は、より詳しい様子と対応の仕方を述べていきます。
アドラー心理学 人間関係 「不安」
こんな話がありました・・・
高校生です。就職試験に失敗しました。自分の中では自信があった分、余計に落ちてみるととてもつらい思いです。
高校の先生から次の就職の話がありましたが、どうもまた落ちてしまうのではないかと不安が大きくなって、その話に乗れません。
先生は「一度や二度の失敗など、乗り越えていかなければならない」と言われますが、私のなかでは、もう傷つきたくないという気持ちで一杯です。
どうすれば良いでしようか?
アドラー心理学では、「不安」は、自分を発展させ、成長させるものととらえます。
未来のことを思うと、不安は確かに尽きないですが、不安を恐れていると自分を前に押し出していくことができません。
まず、不安を乗り越えると、自分は前進ができて、前に進むことができます。
それと、もう一つ。用意周到に準備をすると、不安なことはあまり起こらないということです。
用意周到の中には、相手に対する十分な情報の収集も含まれています。
まず、情報を収集し、敵を知り、その敵を打ち倒す方法を十分に練ることです。
就職先の採用情報、自分の成績、さらには、どのような試験が課されて、その対策をしているか、さらに、万が一落ちた場合の対応まで考えて置くと不安は薄れていきます。
不安は自分を鍛えて、成長させるエネルギーとして活用することが大切です。