罪悪感を味わおうとするが失敗を繰り返す
前回の話
前回、生まれたての赤ちゃんは、良い悪いの区別がはっきりとして中間がない。
自分(赤ちゃん)とお母さんは同じ思いや感情をもっていると思いがちになる。
この2つから抜け出すためには「罪悪感」が必要でした。
人間は育ち直しを繰り返す
大人がストレスを受けると、「自分が育っていないところ」に戻って考えたり、行動をすることを「固着」と言いました。
赤ちゃんの時に、十分なミルクをもらってない人は、大人になってストレスを受けると、唇が寂しくなって大酒を飲んだりします(無論全ての人ではありません)。
この人は唇の時期に十分に育っていないことから、唇に固着しているのでした。
人はこの「育っていなかったところ」をもう一度、育ち直しをしようとします。
唇に寂しさが残っていて大酒を飲む人は、人間関係で失敗して「酒を飲むのを調整しよう」とします。唇の寂しさを調整するのですね。
同様に、唇に煙草をくわえるヘビースモーカーの人は、体を悪くして「タバコをやめよう」「タバコの量を調整しよう」とします。
しかし、なかなか思うようにいかないのが実情です。
それでも、何とか唇の時期の育っていないのを克服しようとします。
人は何回も失敗しては乗り越えようとします。