特に高齢になると糸球体の機能が劣化してきます。劣化して糸球体の数が減ると腎臓の機能も衰えてきます。
腎臓の機能が劣化すると、水分が排出されずに、血圧が上がったり、体のむくみや胸水や腹水がたまってきます。
さらに、高カリウム血症になり不整脈等が現れたりします。
腎臓の機能を落とさないために、タンパク質を摂取することを控える必要があるので、筋肉量が減ってサルコペニア、さらにフレイルなどの状況になることがあります。
さらに骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、貧血なども起こってきます。
食事をバランスよく食べて、適度な睡眠、さらにストレスを溜めない生活が必要です。
本日は糖尿病とガンの関係をのべます。
〇本日のテーマ 糖尿病 がん リスク
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
糖尿病 がん 関係
現在の日本では、2人に1人はがんになっています。
高齢化社会化ならびに、糖尿病の患者数が増えて、糖尿病とガンをともに患う患者さんは増えています。
日本糖尿病学会によると、1990年代以降、糖尿病を患った方では、血管障害でお亡くなりになるよりも、ガンでお亡くなりになる方が多くなっているとの報告されています。
日本糖尿病学会ならびに日本癌学会合同の「糖尿病と癌に関する委員会」の報告によると、糖尿病は、糖尿病でない人に比べると1.2倍がんになりやすいとされています。
がんの部位別でみると、肝臓がん、膵臓がんともに、約2倍(を少し減ずるほど)となっていまう。また、大腸がんもそこまでは多くないものの、はやり糖尿病でない人に比べて多い傾向にあります。
糖尿病 癌 なぜ
糖尿病はガンの発生と進行に関係しているというということと、糖尿病と危険因子を同じにしていることがあげられます。
糖尿病のガン因子
●がん インスリン抵抗性
インスリンの働きが悪くなると、膵臓から、インスリンが多量に出されて、高インスリン血症となります。
インスリンは血糖値を下げる働きをしますが、癌細胞の増殖しやすくなります。また、癌の転移の促進します。
特に、膵臓と肝臓が高濃度のインスリンの影響をうけ、糖尿病と膵臓がん、肝臓がんが発症しやすくなります。
●癌 高血糖
空腹時血糖の上昇(高血糖である場合)とガン発症が関係するとされています。また、糖尿病に長い間かかっていると、細胞の酸化を早め(老化を早め)ます。
DNAにダメージを与えることも分かっているので、注意が必要です。
●癌 炎症
日本人は2型糖尿病が多いとされます。2型糖尿病は、肥満を伴うことが多いです。
肥満による脂肪の組織では炎症が起こることが多いです。これもがん発症の要因になります。
がんを抑制させる物質に、アディポネクチンがありますが、血中濃度が低いことなども、がんの発症を促します。
糖尿病とガンの共通のもの
●肥満症
肥満は糖尿病の因子でありますが、大腸ガン、膵臓ガン、乳ガン、腎臓ガン、衝動ガンの発症を上げるます。
●適度な運動
適切な運動は結腸癌、乳がん、子宮内膜がんのリスクを下げるされます。
コグニサイズのように楽しんで行える運動もあるので、工夫をすると良いでしょう。
●食事
食事に関しては加工した肉摂取は、ガンのリスクが増えます。また野菜、果物、全粒粉などの摂取が多いほどがんや糖尿病のリスクが低いとされています。
不適切な食事(赤肉・加工肉の摂取過剰、野菜・果物・食物繊維の摂取不足など)、喫煙、過剰飲酒などは糖尿病とがんの共通の危険因子です。
コーヒー摂取量が多いと糖尿病とガン発症がともに低いと多く報告されています。ただし、糖尿病とがん予防によるコーヒー摂取は推奨されていません。
●アルコール
深酒は糖尿病と共にがんリスクがあります。アルコールの多量の摂取は食道ガン、大腸ガン、肝臓ガン、乳房ガンのリスクがあるとされます。
がん検診
糖尿病に陥った場合、血糖コントロールをすることが大切です。
また、できるだけ早期にガンを発見することが大切です。
がん検診は、「がんの疑いあり」と「がんの疑いなし」を調べます。がんの疑いがある場合は、さらに精密検査をうけることになります。
精密検査を受けた後は、それぞれの症状によって、治療をうけることになります。
「自分がガンであったら、どうしよう」「なんだか怖い」などの思いが湧いてきて、がん検診をパスしてしまいがちになりますが、もしガンであった場合は、早期発見を逃してしまい、手遅れになったりします。
現在は早期発見の場合、ガンで死亡することがなくなる確率が減ります。
現在は血液一滴で、かなりの精度でがんの発見と、生活習慣病の発見ができるキットがあります。ご利用ください。
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