昨日は高齢者の社会活動について述べました。
最近はスマホの普及で、家にいて他者とつながることができるようになったため、徐々に高齢者の社会活動は減ってきました。
しかし、町内会の活動、趣味やスポーツのサークルでの活動は、高齢者を孤独に陥ることを防ぎます。
また、認知症やうつ病からの疾病からも救います。
高齢になっても、何かを学ぼうとすることは、生活に張りや、充実感を味わうきっかけになります。
本日は、高齢者の「見守り」についてです。
〇本日のテーマ 高齢者 見守り
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。高齢者 入院
高齢者 見守り
高齢者の親が一人暮らしの時、とても心配になります。
朝と夜に日に2回メールをくれるようにしても、時々メールがこない!
電話をしてもつながらなけ、慌てて、遠くにある実家まで行くと、親はすでに就寝していて、メールを忘れたことがわかります。
一緒に住むにしても、親にとって住み慣れた土地をはなれたり、息子、娘以外の家族と一緒に住むことはストレスになります。
こんな時、親の「見守り」を考えます。
現在、様々な「見守り」があり、「カメラの設置」から、「介護サービス」「ボランティア」「業者に委託」など多くのものがあります。
以下ポイントを説明します。
・親の意思が重要
見守りを行う際、とにかく大切なことは、親がどのような意向をもっていかです。
意向を尋ねることは、「人として尊厳を尊重する」ことにもつながります。親といえども、子供から24時間の見守りをよしとしないことがあります。
無理矢理見守りをしても、親にとってみると、自分の生活が乱された、監視される感覚が付きまとうでしよう。
どんな方法であれ、見守りを実施する場合は、親の意向の確認が必要です。
・回数などの考慮を
24時間絶え間なく、見守る必要があるのか、何日か間隔を置いてよいのか、などから、見守りの様態を考えることが大切になります。
24時間見守りが必要ならば、カメラの設置が必要になるかもしれません。しかし、親にとっては、自分のプライバシーがない状況になります。
常に自分の生活が見られている状況は、子供といえども、イヤな感覚を持つものです。
週一回の頻度で利用する場合も考えられますが、そうすると、カメラなどを使っていない時に何かが起きた場合に対応できなくなります。
・緊急時だけ使用する考え
最近の気候の異常や、地震の発生から、大雨の時や地震発生の時に見守りをする体制を揃えると良いかもしれません。
状況や目的に合わせて選ぶようにする考えもあります。
まずお手軽なものから始めて、状況に合わせてサービスを変えていくという利用の仕方も可能ですので、その時々にあったものを話し合いながら決めていくことも大切です。
操作性が大切
親が機械などを操作する場合は、親の年齢を考えて、操作が簡単なものが必要です。
高齢者は、例えばテレビのリモコンを操作をするのでさえ、苦労する場合があります。機械を購入しても操作が出来なければ意味がありません。
なお、親の一人暮らしも火事のおそれなどが見られるときは、見守りよりも、施設の入所などを考えて、身の安全を図らなければなりません。
介護を受ける方の意思が確認できたら、信頼のおける機器をお選びください。下の商品はインターンネット環境がなくても、使用できます。また、家族がスマホで確認できます。
お試し期間があるので、いやだったら返品が可能です。
高齢者 見守り サービス
・見守り 相談
地域包括支援センターや市役所、町役場にいくと相談に乗ってくれるところがあります。また、宅急便の大手などでは、見守りサービスを実施しているところもあります。
費用も比較的に安く、利用しやすいのが特徴です。
また、地域に住む民生委員(厚生労働大臣委託の相談員)に頼むと定期的に安否の確認や声がけを行ってくれます。
地域の見守りのボランティアの人も場合によっては存在します。それらの人を上手に利用をしてみるのも良いでしょう。
・見守り 警備会社
大手のセキュリティ会社では、家の中にセンサーを付けて、人の動きがなくなった場合に通知が入ったり、首からボタンをぶら下げて、具合が悪くなった時にボタンを押せるのもあります。
緊急時に対応するセキュリティ会社ならではものなので、たとえば、脳梗塞、虚血性心疾患をはじめ、命に関わる急な病気を発症したりした場合に駆けつけてくれます。
また、見守りのほかに、実際防犯対策を兼ねるセキュリティ会社もあります。
防犯対策と思えば、24時間見守られていることも苦にならない人もいらっしゃるでしょう。
初期費用が掛かりますが、一度設定すると、後は比較的に安価です。
また、郵便局の見守りサービスもあります。
見守り 機器
また、スマホに見守り用のアプリを入れたり、冷蔵庫などの電気機器にセンサーを取り付けるものもあります。
・高齢者 見守り アプリ
そのほかに、スマホにアプリを入れて、緊急時にボタンを押すとか、スマホのアラームが鳴ってアラームが止めらなければ、近親者に通知をしてくれるアプリもあります。
また、一日3回程度、安否確認の通知が来て、それに答えないと、子供や兄弟姉妹などの近親者に通知がいきます。
さらに、動きがあるかどうかを探知して、ない場合は通知が届くのもあります。
費用は無料のものから、月額のかかるものまであります。
・高齢者 見守り 家電
また、親が電気ポットを使わないと、連絡がくるなどのサービスもあります。冷蔵庫にセンサーを取り付けて、使用しないと通知が入るのもあります。
電球にセンサーが付いていて、電球を点けないと通知が届くもののあります。
費用は数千円から、数万円までのものが一般的です。
その他 見守り サービス
・見守り 介護
デイサービスなど、施設に日帰りで通う場合、いつもディサービスに来るのに来なかった場合は、「何かあった」と施設の職員や看護職員による見守りがなされます。
また、訪問介護を受けることで、ホームヘルパーなどが、見守りとしての役割をはたします。
費用は介護保険が適用になるので、一回につき、数百円程度から利用可能です。
・宅配 見守り
高齢になってくると食事を作るのがままならなくなってきます。しかし、栄養をしっかりと取らないと、低栄養状態を招いたりします。
そこで、自治体や大手の食事の宅配には、見守りサービスがあります。食事を配るので、毎日確認が可能になります。
費用は食事の量や質に応じて変わってきます。
・仲間で見守り
趣味のサークルや、習い事をしている場合、いつもやってくるはずの仲間がやってこないなどがあると、「どうした? 連絡しよう」などと、連絡をいれます。
結果的に習い事や、趣味のサークルなどが見守り機能としての役割を果たします。