アイデンティティー / 買い物依存症 治し方

依存症になると、なかなかそこから抜け出すことができません。また、一度治っても、何かの拍子に再発することがあります。

人によっては、一生依存症と付き合っていかなければならないし、そうでない人もいます。この違いは何かと言うと、依存に陥るものとの距離をどのように保つかが大切になります。

医者の診察を受けて、治療をうけることが大切なこととなります。それと並行して、これから述べることを実践するのも一つの手であります。

本日は、買い物依存症の治し方です。

〇本日のテーマ  
 買い物依存症 治し方

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・心理学は、ポジティブシンキング(プラス思考)の方法を述べています。

青い下線は、過去の記事にリンクします。詳しく知りたい人はクイックしてください。

買い物依存症の治し方

買い物依存症から抜け出すためのいくつかのポイントをお伝えします。
どの依存症の場合もそうですが、まず大切なことは、「自分が依存症である」との認識が大切になります。
この自覚がないと、周りがどんなに本人のために動いても、治る望みが低くなります。

1.事実はどうなのか? 買い物依存症の自覚
まず、以前示したチエックリストをご参照してください
その上で、このままの状況であると、「借金が増え続けるか」または、「今は借金が増え続けないが、そのうちに増え続けるようになる」かを判断してください。

さらに、「あなたがあなたでなくて、身近な人(例えば家族、友人)」であると仮定したとき、あなたの今の状態を客観的にみて、「買い物に依存している」と判断するかを考えてください。

あなたではありません。あなたが身近な人になって、あなたを見るのです。「依存なんていやだな」とか、感情を振り捨てて、客観的に見たときに「依存症」と判断できれば、依存症の可能性が高いです。

ストレスの調整を図り、買い物をしたくなるのを抑えていかなければなりません。
まず目に見える環境の調整、次に自分の精神の調整です。

2.自分の周りのストレスを整える
買い物依存に陥る場合、ストレスから逃れるために行う可能性があるので、ストレスそのものを対処する必要があります。

まず、環境を整えること。職場の環境が自分にストレスを与える時は、環境を変えるために、上司との相談、それができなければ労務関係の人に相談、それでもうまくいかなければ外部機関(弁護士や各種相談機関)に相談するのも手です。

様々な手を尽くしたが上手くいかない場合は、休職・転職も視野に入れる場合もあろうと思われます。自分のふりにならないように、こちらも慎重に進める必要があります。
(転職に関する解説は、後日します)

3.物質的(器質的)に脳の状態を整える

次に、物質的(器質的)に、ストレスに備えること。医者からもらう薬でもよろしいですし、そうでない場合、ドーパミンや、セロトニンを調整するサプリなどで体調を整えましょう。

値段が安くて、効果がなければ金を返金してもらえるなどのシステムがそろっているがお勧めです。また、副作用がないものがよいです。
よいものを張り付けておくので、ご利用ください→ヒキウツ笑顔

4.自分の心そのものを調整する
自律訓練法が意外と効果があります。
以前ご紹介しました自律訓練法が意外と効果があります。繰り返し練習をされて、リラックスを味わうようにしてください。2週間ほどで効果が現れます。
練習時間もそれほどかかりません。

次に、自分が物を買えないように、する必要があります。
できれば、ストレス対策をしながら、同時に行うのが必要ですが、緊急性を有する時は、
こちらを急がねばなりません。

破産や、自分・家族の財産を失うことがあります。

5.クレジットカード等を両親や兄弟に預ける
クレジットカードがあるとついついと物を買ってしまうので、それを防ぐ意味で、クレジットカードは全て預けましょう。
自分は買い物依存症との自覚があまりない場合は、これができません。

クレジットカードの使用は、不幸への始まりくらいに思い、ストレスなどからくる発散の場としての買い物を断ってください。

6.現金を少なめに持ち歩く
現金も少なめに持ち歩くことをお勧めします。時と場合によって、「こづかい帳」をつけることも行動のコントロールの目安になります。

また、1日の使えるお金を決めて、使うようにしてください。

自分一人で行うよりも、仲間と共に情報を共有することが大切です。
また、仲間から成功例、失敗例を聞くのも有意義です。

7.仲間とともに すぐにカウンセリングを受けられるところを用意
医師のところに行くと、集団療法がおこなわれ、同じ依存症の人が集団で治療を受けます。ただ、「DA JAPAN」というサイトをご覧になると、買い物依存者の自助グループが紹介され、全国各地でミーティングが開かれているようです。ご覧ください。

また、何か心に違和感を感じた時にカウンセリングをすぐ受けられるところを一つ用意しておくのも良いでしょう。
電話などで、お手軽にカウンセリングができて、値段が安いのがよいでしょう。
貼り付けておきます。→精神科医監修のカウンセリングサービス【よりどころ】

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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