
我々の体は呼吸をして、酸素を体に取り入れて、エネルギーを生み出しています。
有酸素運動を良くする人や肺活量の多い人は、酸素をより多く取り入れられることから、エネルギーを多く生み出すことができます。
ただ、この酸素によるエネルギーの生み出しは、注意をしなければならない点があります。
それは、酸素によりエネルギーを生み出した後には、活性酸素が生じます。
この活性酸素が細胞を傷つけて、老化を進めて、様々な病気を誘発します。
例えば、しわやシミの外見のほか、ガン、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症など体の内部をむしばみます。
この体の中の活性酸素を除去していくことが、上記した病気を減らし、年を取らない、若々しい身体を作るコツでもあります。
老化しないために活性酸素を除去する方法

それでは、病気を遠ざけ、活性酸素を除去して、老化を防ぐ方法にはどのような方法があるでしょうか。
それは、活性酸素を除去する「抗酸化物質」を取ることが大切になります。
抗酸化物質には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カロチノイド等があります。
これらを取ることにより効果的に活性酸素を抑えて、老化の防止、病気から体を守ることができます。
今回はとても強い抗酸化物質であるアントシアニンを豊富に含んでいるブルーベリーについてお話しします。
ブルーベリーの病気予防と老化防止
よくブルーベリーの効果として、目が良くなるとの話があります。アントシアニンは、眼球の働きを活性化する作用があり、視力低下や疲れ目に効果があるとされます。
ただ、目を良くするほかに、特に注目すべき効果として、上記した抗酸化作用があります。例えば、ストレスや、加工食品を食べると、フリーラジカルといって、体内の細胞からゴミや毒素が排出されます。
このフリーラジカルは、細胞のDNAを傷つけ、ガン、心臓病、脳卒中、リウマチなどを引き起こします。
しかし、ブルーベリーは、このフリーラジカルから身体を防御してくれます。特に、フリーラジカルからのDNAのダメージを減退させ、病気の発症を抑えます。
また、ブルーベリーの中に含まれているアントシアニンの中には、特に活性酸素を除去するデルフィニジンやシアニジンという物質が含まれている上に、ビタミンAやEが豊富に含まれていることから、アンチエイジング(老化防止)が期待できます。
ブリーベリーの摂り方
ブルーベリーは冷凍にして食べると、風味が落ちないこと、また、ほどよい冷たさと甘さなので、食後のデザート代わりに食べられます。
さらに、冷凍すると、ブルーベリーの中にある水分が氷結して、ブルーベリーの細胞壁が壊されて、ブルーベリーの栄養素が取り入れやすくなります。
一日の目安摂取量が200グラム(100粒)と言われていますが、自分の体調にあった食べ方が良いでしょう。