
脳血管性認知症とは、脳の血管の障害を原因とする脳梗塞や脳出血により発症する認知症です。
脳血管性認知症の症状は、記憶障害や、行動、言語、認知、計画と実行ができないなどが見られます。
症状の現れ方は「まだら」で、症状が突然出たり、安定していると思っていると、急速に悪化します。
症状が安定しないということは、介護をする側も介護疲れに陥ることも考えられる。レスパイトケアなどの工夫が大切です。
本日はレビー小体型認知症の話です。
〇本日のテーマ レビー小体型認知症
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
レビー小体型認知症とは
レビー小体型認知症とは、アルツハイマーの認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症など4大認知症の一つです。
脳神経細胞が減少する病変性の認知症で、高齢者の認知症のおよそ2割を占めています。
高齢者が罹患しますが、40歳くらいから発症する方もいます。記憶障害などの認知症と、パーキンソン症状、幻視が症状としての特徴です。
本人には病気の認識がありません。男性が女性よりも2倍程度発症し、進行が早いです。
レビー小体型認知症 症状
認知機能の障害
現在、日時、場所など自分の置かれている状況の把握ができなかったり、相手の話していることが理解できなくなってきます。
幻視
発症の初期から「人が見える」との幻視が現れます。結構、リアルに見えて、他の認知症はこのような症状はありません。
また、(虫がはう」「布団が子供に見える」などの錯視もみられます。
幻視、錯視ととに夜間に現れやすくなります。

パーキンソン症状
パーキンソン病に似た運動障害をパーキンソン症状といいます。
体が硬くなり動きにくい、手の震えなどがみられます。
なので転倒しやすく、転倒した折骨折して、寝たきりにもなりやすいです。また、便秘、起立性低血圧、自律神経の失調が現れ、失神することもあります。
レビー小体型認知症 その他の症状
気分の変動が大きいのも特徴で、穏やかな様子から興奮、錯乱、無気力状態との症状を一日の中で反復します。
日中にぐっすりとねむることもをあります。
レビー小体型認知症の原因
加齢による脳の変化に、レビー小体と呼ばれるタンパク質が大脳皮質に蓄積されます。
すると、脳の神経細胞が減少し、側頭葉の萎縮すると記憶障害、後頭葉が萎縮すると幻視が現れます。
レビー小体型認知症 診断
脳のMRI検査が一般的です。全体の脳萎縮がありますが、海馬の萎縮はアルツハイマー型認知症と比べると軽くすみます。
ただわらSPECT検査では頭頂葉をはじめ、側頭葉、後頭葉で血流の低下が観察されます。
レビー小体型認知症 治療
レビー小体型認知の治療はまだ開発されていません。現状では対処療法が主になります。
抗精神薬を少しずつ使い精神症状を改善し、抗パーキンソン病の薬は、生活の様子をみながら量を調節しながら運動を改善します。
また、自律神経の障害には、血圧を調整したりします。
レビー小体型認知症 ケア
レビー小体型認知症に陥った場合、転倒に注意が必要です。
転倒はリハビリ、また、日常生活での運動でなどで運動能力が衰えてくるのを遅らせることが肝要にかります。
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