人間関係に疲れた時4(人格障害の不思議な話)

         境界性人格障害の不思議な話

境界性人格障害 魅力で引き寄せられることがある?

実際に境界例の人は魅力的な人が多いと言われています。また、マリリン・モンロー、ダイアナ妃も境界例と一部では言われているように、美女、美男が多いとされています。

なぜでしょうか? それともこれは単なる偶然で、根拠がないのでしょうか?

とても不思議な話です。今回はこの話です。

○本記事のテーマ

境界例の人は魅力的な人が多いと言われているが本当か?

○今週の流れは以下のとおりです。

①境界性人格障害の原因とチェック法(日曜日)

②境界性人格障害の人のターゲットとされやすい人(月曜日)

③境界性人格障害の人からの巻き込みをブロックする方法(火曜日)

④その他:境界性人格障害の人は魅力的と言われているのは何故か(本日)

○記事の信頼性

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。30年以上人の悩みの相談をうけていました。

○読者への前置き

毎週、一つのテーマで記事が完成するように作っています。今週は「境界性人格障害」です。来週は「自己愛人格障害」の予定です。

境界性人格障害に魅力ある人が多いと言われる理由はなぜか?

よく言わている説を上げておきます。

【見捨てられ不安の克服】

境界例の人は、「見捨てられ不安」がとても強いことを説明しました。幼少期の罪悪感を受け止めてもらうことが不十分だったのでした。

「見捨てられないように」境界性人格障害は、他人に好ましい姿をしたり、他人の心を惹きつける術を身につけるのが一つの説です。

例えば、食事を制限して体重を減らす。体型だけでなく、さまざまなところを整形するなども考えられます(整形する人が境界例という意味ではありません。注意)。

【美がすべてとなれる心理】

境界性人格障害の人は、リストカットなど、時に生死の境界を歩くことがあります。

足を滑らすと落下するような屋上にいたり、衝動的に浪費、性的逸脱等があります。

つまり、「死」に近い場所にいて、お腹いっぱいに食べて「生きる楽しさ」を得るのではなく、食べなくても美しさを得る可能性があります(無論、全ての人ではありません)。

【生きるか死ぬか・・の世界をさまよう】

ハリウッド映画でも「生と死がはっきりと分かれ」、主人公がピンチで「危ない!」という状況から復活してくると、なにかスリリングで、主人公を魅力的に感じます。

境界例の人の考え方も、「生きるか、死ぬか」「ゼロか100か」の思考をして、考え方に惹きつけられることもあります(無論これも全ての人ではありません)。

まだまだ、様々な考えはあると思います。

 

           相談コーナー

Q:境界性人格障害でわかりやすい映画はあるでしょうか?

A:境界例の人を主人公をした映画は色々とありますが、「17歳のカルテ」「危険な情事」などがお薦めです。

特に「17歳のカルテ」は、主人公が友人の死を前にして、「罪悪感」を懐き、境界性人格障害から急激に回復する様子が描かれています。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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