人間関係に疲れた時49 ADHDとは /アドラー心理学 「苦手な人との付き合い方」/野菜生活

規則に対してとても怒りを覚えて、学校の先生と口論をしたりします。先生のほうは、いらいらとすることが激しくなります。
また、意地悪な言動を他人に吐き、執念深く相手が打ち負かされるようにします。

こんな人はあなたの周りにいて、常に人間関係が壊れることがないでしょか?
実は、ADHD(注意欠陥多動症)が進むと、反抗性障害という症状になり、その症状の現われです。

本日からADHDの話をします。いつものように何回に分けて解説をしていきたいと思います。上記、反抗性障害は本日の話を元に明日お話をします。

アドラー心理学は、「他人との境界」について述べます

〇本日のテーマ
1.ADHDとは 
2.アドラー心理学 人間関係 「苦手な人との付き合い方」

〇記事の信頼性

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学とと心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。

 ADHDとは

こんな相談がありました・・・

小学校に入ったばかりの息子ですが、授業中に立ち歩いたりすることがあり、怒ると、大きな声を出して騒ぐことがあります。

また、集中力が持続しないで、すぐに飽きてしまって、すぐに課題を投げてしまうことのことです。

ミスやなくし物が多く、うわの空のような様子が見られます。

どうすれば良いでしょうか?

ADHDの診断基準

アメリカの精神医学会の診断基準によると、ADHDは次の事が見られます。
分かりやすいように、少し書き換えます。

1.以下の不注意症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり6ヶ月以上に持続している。
細かく注意ができず、ケアレスミスを起こしやすい。
注意の持続が困難。
上の空や注意散漫で、話をきちんと聞けないように見える。
指示に従えない。(宿題などの)課題が果たせない。
課題や活動を整理できない。
精神的努力の持続が必要な課題を遠ざける。
課題・活動に必要なものを忘れがちになる。
・他の刺激があると、注意散漫となりやすい。
日々の活動を忘れがちになる。以下の多動性/衝動性の症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヶ月以上にわたって持続している。
着席中に、手足をもじもじ・そわそわする。
着席の場面で離席する。
不適切な状況で走り回ったりする。
静かに遊ぶなどの余暇を過ごせない。
衝動に駆られて、じっとしていることができない。
多弁(喋り過ぎる)が見られる。
質問が終わる前に答え始める。
順番待ちが苦手の様子である。
他人の邪魔をしたり、割り込みをする。
2.不注意、多動性/衝動性の症状のいくつかは12歳までに存在していた。
3.不注意、多動性/衝動性の症状のいくつかは2つ以上の環境(家庭・学校・職場・社交場面など)で存在している。
4.症状が社会・学業・職業機能を損ねている明らかな証拠がある。
【ADHDの診断が遅れるケース】
ADHDも他の障害と同じように、早めの受診、診断、治療が望ましいのですが、その発見が遅れる場合があります。次の場合といわれています。⓵注意欠陥の場合
単なる不注意として見落とされることがあります。おとなしそうに見える人は、教師などの目から、あまりADHDの対象と映らないことがままあります。
②他に精神的な疾患を併存している場合
他の疾患と併存しているためにADHDが隠れてしまい、良く見えない場合があります。
③ADHDのような(グレーゾーンの)生徒と判断されるこれは、発見する側の判断が曖昧であるために、グレーゾーンとしてしまい、発見する側が納得をしてしまうために起こります。

もし「ADHD」と考えた場合、速やかに専門家の意見を聞くことをお勧めします。

【ADHDが進むとどうなるか?】

それでは、適切な治療や支援がなされない時は、ADHDはどの様な状況になるとされているでしょうか?

全員ではありませんが、ADHDから、反抗挑戦性障害・素行症・行為障害が見られます。これは後ほどの回で説明をします。

アドラー心理学 人間関係 「苦手な人との付き合い方」

40歳の教員です。渡井の職場なのですが、どうも性が合わない人がいます。50歳の教員なのですが上手に手を抜いて、自分の好きで得意な仕事だけを目立つように行います。

具体的には、生徒を叱ったりして、生徒を良い方向に向かわせることができません。得意なのは、成績処理とか、専ら机に向かって文書や書類を作ることです。

まったく、生徒と向き合うことなく、職員室で自分がこの学校の主のような顔をしています。ほとんど我々のような30代40代の教員が、生徒と向き合って指導をします。

ずるくて嫌なのですが。どうすれば良いでしょうか?

以前述べましたが、建設的な人を目指すことが大切です。その50歳の先輩教師が生徒の前に立って、生徒を叱ったりするのが、建設的であれば、たとえ嫌な顔をされてもその旨を伝えるのが正解です。

ただ、自分一人で説得するのは難しいのであれば、 同じ気持ちを持つ同僚と一緒に伝えるのが良いでしょう。

さらに、その50歳の先輩教師のことを良く知ると良いでしょう。書類づくりが得意ですが、他の人の文章・書類づくりを手伝ってもらうとか、文書・書類づくりに何らかの努力をしていないかとか見てみましょう。

休日出勤をしたり、そのスキルと磨くために努力をしている場合があります
意外と楽をしていない(ずるくない)ことがわかり、こちらの心が落ち着きます。

イヤな相手こそ、相手のことを良く知るのことが大切です。

      野菜 生活    食から健康を考えてみよう

新コーナーを作りました。今まで、精神医学と心理学の面から人間関係の困難を論じてきました。

 もう一つ食の面から心と体の健康を考えるという方法です。

 例えば、感情がぐるぐると動いて、情緒不安定に陥る場合があります。漢方では、心の不安定を和らげる野菜として、セリ・菜の花・オクラ・アスパラガスなどが良いといわれています。

悪までも和らげるという感じで取られたらどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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