前回はストレスから、うつ病にかかる一般的なプロセスを述べました。
昨日は配偶者の死(相対ストレス度100)でしたが、そのほかに物価高などによるストレスは、最大を100とした場合、38と、これもかなり高いストレスです。
ここからうつ病を発症する可能性があるので、パニック期・ハッスル期・疲弊期と流れを抑えて、心が疲弊をしないようにしてください。
否定的な感情にとらわれずに、肯定的な気分になるように普段から調整(マイナス思考をプラス思考に変える等)をしてください。
また、早朝覚醒等の初期のうつ状況も注意してください。本日は医者選びのポイントを解説します。
また、アドラー心理学は、「心理学をどのように考えるか」という話です。心理学を考えるにあたってアドラーの立場を解説します。
〇本日のテーマ 以下の事を説明しながら、よく起こりそうな人間関係の2つの悩みについての解決法を載せておきます。
1.うつ病 医者選びのポイント
2.アドラー心理学 人間関係 (アドラーの立場) です
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・毎日少しずつ人間関係を壊すことになる原因の心理学を書いています。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
うつ病診断 医者選びのポイント
こんなことがありました・・・
朝早く起きてしまって、それから考え事をしてしまう。また、食事もあまり進まない。依然楽しかったことがあまり楽しくない。
こんなことが起こったので、「うつ病かな?」と思い、病院の予約を入れようとました。
ところが、評判の良い医師のいる病院は、3カ月も待たなければ受診ができなく、仕方なくインターネットで調べて、少し遠い町にある病院に行くことにしました。
少し、恰幅(かっぷく)の良いお医者で、「大丈夫。心配ないよ」と慰めてくれました。
名医なのか、私の症状だけを聞いて、「抑うつ状態」と診断をしました。あまりあっけないので、「このまま進行したらうつ病になりますか?」と聞くと、「そうですね」と答えただけでした。
薬が出るということで、どんな薬かと聞くと、「気分が楽になるもの」ですと、答えました。「次は来週来てください。薬を出しますから」と言って診察が終わり。
十分な説明がないので、何か、私の中で不信感が湧いてきて、この医師でよいのか、疑問に思います。
どんな病気の時も、腕の良い医師にかかりたいものです。うつ病の時も同じです。
名医かどうかは別にして「良い医師」の見つけ方のポイントを示します。
また、他に細かいですが、次のようなポイントあります。
・クライエントの顔をしっかりと見て話してくれる医師か。
・今までの薬を一気に全て変えてしまう医師か(普通は徐々に変えていきます)。
・抗うつ薬の薬を数種類出すか(抗うつ薬は、1種類、または少ないのが一般的です)。
・半年以上、何らかの改善が見られたか。
また、以前お話をしましたが、通いやすいクリニックを選ぶことをお勧めします。遠いと、なかなか通いずらい状況が生まれます。
ただ、昨今の予約の状況を考えると、自分の思ったところに通える可能性が低いですが。
アドラー心理学 人間関係 (アドラーの立場)
昔を思い出して、とてもつらいのですが・・・
ついついと悲しくなったり、感情が不安定で、心理療法を受けています。私のカウンセラーは、過去のことをいろいろと聞いてきます。
私の過去の育ちを知って、その原因を探り、原因を治していくと私の感情の不安定も治っていくでしょうが、つらい体験を聞かれるととてもつらい思いをします。
私は小さい時、悪いことをすると父親に叩かれました。今でいう虐待ですが、昔は叩かれるのは、自分が悪いことをしたためと思っていました。ただ、叩かれたシーンを思い出すととてもつらい思いをします。
アドラーの心理学はどうなのでしょうか?
多分、養育の態度を聞かれて、原因を探られているので、アドラーの心理学とは違うのではないかと思います。
例えば、フロイトと比較をすると、
何を持っているか(所有しているか)をカウンセラーから尋ねられるよりも、どういう目的で、その症状が使われているか(使用しているか)というほうが、つらい思いにそれほど触れないので、つらさが軽減していくと思います。