人間関係に疲れた時39                                           /躁うつ病 接し方 妻 家族 /アドラー心理学 人間関係  /不登校 

家族に躁うつ病の人がいるとなかなかつらいですね。

医師の所にいかないが、結構、気分が高くなったり、低くなったりでお悩みの人や家族の方がいるかと思います。

そう状態に気分が高く舞い上がり、周りを攻撃し出したり、うつ状態で、自分を責めて、自殺などをしたら大変と家族は心休まる暇がありません。

ましてや、ラビットサイクラーや、躁状態とうつ状態が混在する混合型になると、次の瞬間に気持ちが変ることがあり、周りが振り回されてしまいます。

本日は、その人たちへの妻(夫)や家族の人の接し方です。
アドラー心理学は、「寛容」です。

〇本日のテーマ
1.躁うつ病  接し方   
2.アドラー心理学 「課題」

〇記事の信頼性

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学とと心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。

躁うつ病  接し方 妻 家族

妻と表題に書きましたが、「恋人」の場合もあるし、「夫」の場合もあると思います。

家族の接し方については以下の通りです。基本は、躁うつ病が悪化しないために、医師の診察と継続した治療を受けることが大切です。

・躁状態を目標としない
うつ状態で落ち込んだ時など、躁状態の時が心が楽なので、躁状態が本来の自分と誤って思いがちです。
「なかなか躁状態にならない」と焦って落ち込み、かえってうつ状態になったり、躁状態になった時に、舞い上がりすぎることがあります。
・規則正しい生活を心がける
就寝の時間、朝起きる時間や食事の時間などを決めて、リズムある生活を心がけることが大切です。
・リラックスして、刺激を少なくする工夫を
入浴など、ゆったりとリラックスできる場面が多いように、工夫をします。また、できればコーヒーなどの刺激物も控えるのが良いでしょう。
・身の危険を感じたら避ける工夫を
躁状態になり、家族を激しく攻撃して、身の危険を感じる時は、医師と相談の上、入院手続きが妥当の時もあります。

さらに家族の身を守るために一時的に他のところに身を隠すなり、警察の相談窓口に相談するのも手でしょう。
・浪費をする可能性に注意
躁状態の時に、普段は考えられないような浪費をします。クレジットカードなどは、事前にあずかっておくのが良いでしょう。
高価な品物、ローンでの買い物をした場合は、早めにクーリングオフの手続きをしましょう。消費生活センターに相談するのも手です。
・医師へのかかり方
躁うつ病に陥って、騙(だま)して病院に連れていくことは、後々マイナスになることがあります。
本人が納得しない場合で体の変調が起こったなど、その変調を治すために医師の所へ訪れるように勧めるのも手です。ただ、緊急を要する場合、保護入院等の相談をしてださい。
・家族支援のネットワークの利用を
躁うつ病の家族を支えている家族を支える機関として、家族会があります。
ネットワークを張ることで、さまざま対処の情報を仕入れることができます。また、同じ悩みを持つ人と接することで、悩みを共有でき、心が楽になります。設置していないない所もありますが、病院ごとの「〇〇病院家族会」保健所の「保健所家族教室・家族会」、地域の「地域家族会」等々です。精神保健福祉センター、保健所、市町村で連絡先などを教えてくれます
アドラー心理学 人間関係 

アドラーは人間関係を良くする態度として、「尊敬」「信頼」「共感」「協力」「寛容」の5つを上げています。この5つは、人間関係を良くするのにどれも必要なものとされます。                    

今回は「寛容」について、解説します。

【寛容には、まず「自己受容」が必要】

相手がミスをして怒りが湧いてきて、相手を責めたり、非難をして、相手への評価が厳しくなりがちの人は、まず「自己受容」をする必要があると説きます。

自己受容をすると、「自分もミスをしたりダメなこともある」とか、「人間はいろいろな面を持っている」ことに気が付くようになるとします。

すると、相手に対して怒りが収まり、寛容の心が湧き起こってきます。

【寛容には、善悪の判断を止めることが必要】

人は人間関係を他と結ぶとき、「善悪の判断」を持つとアドラーはいいます。この善悪の判断を使って、「この人は〇〇の人だ」と認識し、お付き合いをします。

しかし、善悪は時代によって、善くもなるし悪くもなります。日本も第二次世界大戦の時、「戦争が国を強くする」考えは善とされましたが、現在の日本は悪とされます。

また人によって、善悪の判断もいろいろです。牛や豚を食べると、神に反するとする宗教を持つ人は、牛や豚を食べることは悪でしょう。しかし、そうでない人は、悪ではなくなります。

人間関係を結んだときに、「善悪の判断」に気が付くことも大切とされます。

引き続き、不登校支援のリンクを貼っておくのでご利用ください。
学校に行けない場合、ウエブの授業が学校の授業に振り替えてもらえる支援の行っています。不登校は後々、とりあげます。ただ、4月からの学校選びに間に合わなくなるので、どうぞ。(不登校支援リンク)

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ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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