人間関係に疲れた時48   アスペルガー症候群 大人 / アドラー心理学 人間関係 相性の法則

大人になってからも他人の気持ちが分からない、あることにこだわってしまうなどの人がいると思います。

本人ばかりでなく、奥さんや旦那さんなどの伴侶の方などご家族の方が、精神的に疲れて相談にやってくるという感じです。

意外と大人のアスペルガー症候群の場合があります。今回は、その大人のアスペルガー症候群を解説します。

アドラー心理学は、「比較」です。他人と自分を比較することについてお話します。

〇本日のテーマ
1.アスペルガー症候群 大人
2.アドラー心理学 人間関係 「相性の法則」

〇記事の信頼性

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学とと心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。

アスペルガー症候群 大人

こんな相談がありました・・・

会社でどうもうまくいかないことが多くて悩んでいます。
例えば、同じ失敗を何度もしてしまい、周りから不思議がられます。

さらに、上司から曖昧な指示が分からない。「その辺りは適当に処理して」と言われると、その「適当」の意味が分からなく、いつまでも処理を長引かせたり、またあまりに短く切り上げたりします。

また、最近のネット環境から、社内のセキュリティーシステムが変ってきているのですが、なかなか新しいことに対応できず、会社の情報を危機にさらしたこともあります。

また、仕事仲間とプロジェクトを組むのに、スケジュールを立てるのですが、そのスケジュールが堂々巡りをして、上手く立てられません。
また、空気を読んだり、仲間の気持ちを考えるのが苦手で、つらい思いをします。

どうしたら良いでしょうか?

大人のアスペルガー症候群の特徴として、大きく分けると、次の2つがみられます。

1.コミュケーションと対人関係の障害
・相手の気持ちや意図をなかなか想像できない
・その場の空気を読むのが苦手、場に合った発言ができない
・あいまいな説明や指示を理解できない
・視線・身振り手振り・表情からのメッセージを受け取れない
・他人の話に共感ができない
2.同じことを繰り返す反復性、こだわり
・決められたルールや手順にこだわりがある
・急な変更や予定に入ってなかった事柄が起こると混乱をする
・特定のものへの強いこだわり
・同様の行動や動作を繰り返す
・興味がないと、全くの関心を示さない

このことから職場では、次の点が頻繁に起こる場合はアスペルガー症候群を疑ってみるのも良いでしょう。

⓵集団で協力しての業務や活動が苦手である。
②他人とのやり取りがうまくいかない。かみ合わない。
③言葉にまとめて相手に伝えることが上手くできない
④他人の話に興味・関心を示さない。
⑤自分勝手に仕事を進める。

これらは、働いていると何度か出くわす場面ですが、大人のアスペルガーの人は、頻繁に起こってきます。

もし、たびたび、このような状況に陥った場合は、病院、発達支援センター、障害者就業・生活支援センター、ハロワーク、地域若者サポートステーション(サポステ)などに相談をするのも良いでしょう。

アスペルガー症候群を持っていると仕事を辞めたりすることがあります。
長く働くために、自分の能力にあったトレーニングを受けることできる施設もあります。
利用して長く働くスキルを身に付けるのも手です。【atGPジョブトレ 発達障害コース】

アドラー心理学  人間関係 相性の法則

次のような悩みがありました・・・

前の会社で、とっても苦手な人が途中入社をしてきました。
何かと私につらく当たり、この職場にいられないという気持ちが高まり、転職をしました。

新しい職場で何とか仕事をしましたが、何か以前の職場と同じような人がいて、とってもイヤな思いをしています。

また、転職をしようかと考えています。どうすれば良いでしょうか?

アドラー心理学では、「相性の法則」というのを述べています。つまり

「相性が良い人:普通の人:相性が悪い人」の割合が「2:7:1」となるというものです。

また仏教で、怨憎会苦(おんぞうえく)という考えがあります。
どんなところでも、常に顔も見たくない人と出会ってしまうことです。

職場(環境)を変えても、イヤな人は目の前に現れてきます。職場を変えるのではなく、イヤな人に対応できるように自分を作り変えていくことが大切になります。

また、苦手と思うと、苦手意識が強くなってしまうこともあります。
人数が多い普通の人、また、相性がいい人に気持ちを向けて、イヤな人への気持ちをできるだけ小さくするのも一つの手です。
日常的にアドラー心理学を活用する講座があります。どうぞご参考に。検定試験もあります。日常生活に活かすアドラー心理学

 

 

 

 

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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