昨日は、どのよう行動が現れればADHDと見なされるのかをお話しました。
ただ、実はADHDで、早期に治療や支援が必要なのに、診断が遅れて悪化する場合があります。
気が付いたら、学校でいじめにあったり、さまざまな不都合を味わったりします。
高校に進んで、退学に追い込まれる場合も多々あります。
今日は診断が遅れる場合と、退学に追い込まれた場合についてお話します。
アドラー心理学は、他人からの「批判される時」です。
〇本日のテーマ 1.ADHD診断 されない時 2.アドラー心理学 人間関係 「批判される時」
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
ADHD診断 されない時
こんな相談がありました・・・
会社にいて、上司や同僚の目が気になります。何か失敗をしたら非難をされるのではないかと不安で仕方がないです。
私はミスをしがちで、会社にとても迷惑を懸けてしまいます。いよいよ不安が強くなります。当然人間関係もうまくいきません。
病院で薬をもらって家で引きこもるようになってしまいました。運動不足から、夜も眠れず、昼夜逆転が起っています。会社は退職に追い込まれてました。
この事例は、表面は不安に駆られて(不安障害に陥って)いるように見えますが、実はミスを多くするなど、背後にADHD(ADD:注意欠陥障害)の可能性が見られます。
このように状況によって、ADHDが巧妙に隠されて、発見が遅れる場合があります。
以下のことが考えられます。
その特徴に隠れてしまい、ADHDが見落とされることがあります。
ただ、生活上、支障がなければ、そのままにしておく手がありますが、隠されたまま、ADHDが重くなる場合があるので、注意が必要です。
【人間関係が上手くいかなくて、退学・休学・退社する場合】
アスペルガー症候群の時もお話ししましたが、ADHDが悪化して、人間関係が上手くいかなくて、就学が不可能になって退学に追い込まれたり、長期にわたって学校に行けないことがあります。
その場合は、外部機関を上手にお使いください。
自宅でオンライン個別授業を受けながら、それを学校の単位に組み替えてもらったりするところがあります。 →【不登校専門オンライン個別指導】
また、会社をADHDなどが原因で退社される時、就学のトレーニング等を受けて、次の職業につなげる方法もあります。 →発達障害専門のトレーニング・働き続ける力を身につける
アドラー心理学 人間関係 「批判される時」
私の会社の上司ですが、私に対してやたらと批判をしてきます。
「お前ミスばかりするなあ」
「どこか壊れているんじゃないか?」
「こんなにミスばかりしていると会社に迷惑がかかる」
「人間失格だね」
このようなことを言われ続けています。
どうすればよいでしょうか。
以前、セルフトークの話をしました。
批判を受けた場合は、ついつい人は、「私はだめだ」「何をやっていまくいかない」等の「悪魔のささやき」を言ってしまいます。
その上で、上の上司の会話を考えると、
「お前ミスばかりするなあ」は、「正しい批判」なので、「謙虚に反省」
「どこか壊れているんじゃないか?」は、「正しくない批判」なので、「気にかけない」
「ミスは会社に迷惑がかかる」は、「正しい批判」なので、「謙虚に反省」
「人間失格」は、「正しくない批判」なので、「気にかけない」
となります。
「正しい批判」の時は、むしろ「ありがとう。私を良くしようと思って言ってくれる」と感謝でもしたいくらいです。
これは、訓練をするとできるようになり、他人の批判を心の中でかわせるようになります。
野菜生活 「落ち込み・うつ」
気分が沈んでいる時は、みかんやデコポンがよいとされます。気分が少しずつ晴れてくるとともに、食欲が出てきます。
また、味噌を使った、鍋が心と体を温めます。具材を多く入れることをお勧めします。
特に、人間関係等で、神経をすり減らす職の人は、鍋を良く食べると良いでしょう。
野菜をいちいち買いに行くのが面倒であれば、安い具材を定期に頼み、そのまま水で煮込んで、鍋の元で簡単に作るのも手です。ご利用下さい →簡単野菜搬送
野菜配送
いろいろと工夫をされてください。
落ち込み・うつの時は、心と体のエネルギーがなくなってきているので、エネルギーの重点を考えてみましょう。
日が照っていれば、日光に自分の体をさらすと、少しずつ回復をしてきます。
春や初夏であれば、土いじりを黙々とやると、気力が少しずつ戻ってきます。