人間関係を困難にする原因は多くあります。
躁うつ病、バーソナリティ障害、発達障害等々、今まで述べてきました。
本日から、愛着障害(アタッチメント障害)に入って行きます。
この愛着障害に悩まれている方も多のではないでしょうか?
本ブログは、人間関係の困難を精神医学、心理学の面から解説します。
また、私の趣味(に近い)ですが、食からも心を考えていきたいと思います。
アドラー心理学は、アイ(ウィ)・メッセージです。
野菜生活は「太らない食べ方」です。
〇本日のテーマ 1.愛着障害とは 愛着のプロセス 2.アドラー心理学 人間関係 アイ(ウィ)・メッセージ 3.野菜生活 太らない食べ方
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
愛着障害(アタッチメント)とは
人間誰しも不安に駆られることがあります。
そんな時に、人が安心するためのもっとも基本的な動作は「他人とくっつく」ことです。
これは、幼い頃誰しも、母親(それに近い人)を通じて、身に付けます。
これが将来の人間関係の安定・不安定、幸せ(愛着障害)などにつながっていきます。
子供の時は、次のような形で現れます。
- 髪の毛抜き、爪を噛みの自傷行為
- 他人に攻撃を加える他害行為
- 大人を試す行動
- 睡眠障害
- 食事がうまくとれない
- 嘘を吐く行為
などです。
特に衝動性が強く、激しい怒り、攻撃として現れることがあります。
アドラー心理学 アイ(ウィ)・メッセージ
次のような相談がありました・・・
私の上司なのですが、いつも部下を叱り飛ばしています。言葉遣いがひどい。
「そんな考えではだめだ」
「やる気がないように見える。やる気あるのか!」
「ミスばかりしやがって」
何か、その上司が職場で怒鳴ると、皆のイライラ度が増し、とても暗くなります。
部下たちの「できなさ」が原因と思っていますが、なぜ、あの上司の言葉に部下はイライラするのでしょうか?
アドラー心理学は、相手を注意する時は、
・相手の望ましくない行動を変えたいとき
・相手の成長を願う場合
・チャレンジの精神をもってもらいたい場合
とされます。
ただ、この場合、注意される人が主語になる言葉を発すると、反感を買う場合があります。上の例で言うと、次のようになります。
「(あなたが)そんな考えではだめだ」
「(あなたが)やる気がないように見える。やる気あるのか!」
「(あなたは)ミスばっかりしやがって」
これを、アイ(わたし)か、ウィ(わたしたち)で書き換えると、どうでしょうか?
「その考えだと、みんなが困ってしまうことがあるかも」
「やる気がないようにみえて、私はざんねんだなあ」
「ミスが少なくると、私もうれしい」
同じ叱られながら、少し納得できるのではないでしょうか?
野菜生活 太らない食べ方
もうご存じの方がいらっしゃると思いますが、血糖値を上げない食べ方があります。
腸にあるインシュリンスイッチをオンにする食べ方を言われています。
その場合、炭水化物よりも、野菜やたんぱく質を先に食べて、腸を通過させる必要があると言われています。
まず、「野菜、キノコ、海藻類」を食べて、「肉、魚、大豆、たまご」、「その後、ご飯、パン、芋類」の順です。
ただ、野菜、キノコなどを肉と一緒に蒸すとおいしい上に、同時に取れて一石二鳥です。
また、サケなどに含まれているアスタキサンチンが、代謝を高め、老化を予防します。