人間関係の心理学NO.10 死の欲動5

  イヤなことをする人の行動の原因はどこからくるのか?                    

前回も述べましたが、「死の欲動」を使わずに、説明できますが、話がややこしくなるので、本書では説明が簡便な「死の欲動」の概念を使っていきたいと思います。

「人間関係につかれた」と思うほどの頻発する攻撃

無意識から攻撃は、自分が意識していない分だけ、攻撃が頻発してきます。意識をしてない分だけ、相手から攻撃に歯止めがかかることはありません。

いわゆる「死の欲動」からのエネルギーを燃やして、相手を無価値なものにしようとします。

その際に、「死の欲動」からのエネルギーを「イヤな行動」に変換する装置が必要となります。

 愛情の出入りするところが「死の欲動」が動き出す装置

赤ちゃんの無料写真

人間は生まれ落ちた時から、親と愛情をやり取りします。心と心で愛情をやり取りしますが、幼い頃は、スキンシップなど親と接する部分が装置ができやすいのです。

具体的には、乳児期の唇(くちびる)、トイレットトレーニングの時のお尻などが、死の欲動のエネルギーを行動に変える装置ができやすいです。

「唇が「死の欲動」を受け取る装置となる? まさか?」などと思う方が多いと思いますが、例えば、大酒を飲む人、ヘビースモーカーの人などは、唇に装置ができているかもしれません(無論全ての人ではありませんが・・)。

次回に続きます。

禅語もどうぞ → (2) cocoreotaka(@Takachio6)さん / Twitter

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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