人間関係 疲れた 52                                         /ADHD症状 二次障害 /アドラー心理学 人間関係 「孤独感の解放」 /野菜生活

学校の先生、上司に何か言われると、「負けたくない気持ち」が高まり、ついつい反抗したくなる。口論をして、うまくいかないと怒りを露わにする。

こちらもいらだつが相手もいら立ち、学校や職場でうまくいかない。頭でわかっているがついつい行ってしまう。

これは、ADHDの二次障害である「反抗挑戦性障害」で多い行動パターンです。

本日はこの「反抗性挑戦性障害」と、その対処方法をお話します。
アドラー心理学は「孤独感の解放」、野菜生活は「イライラ」によい食事です。

〇本日のテーマ
1.ADHD症状  二次障害  「反抗挑戦性障害」
2.アドラー心理学 人間関係  「孤独感の解放」
3.野菜生活  イライラの時の野菜

〇記事の信頼性

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。

ADHD症状 二次障害

こんな相談がありました・・・

私の息子9歳です。体育がとってもできて、体を動かすことが好きな息子です。ただ、勉強が嫌いで、机に座ると集中できなかったりします。

体育ができるので、それはそれで健康に育てばよいと考えていました。ただ、あまりにも座学の時に落ち着きがないので、先生から叱責を受けることが多く、段々と教員に反抗するようになっていきました。

教員と口論になったり、時にかんしゃくを起こし、怒ったりします。先生のほうもイライラが募っているようです。

どうすればよいでしょうか。

一昨日、様々な理由により、ADHDの発見が遅れる場合を述べました。

ADHDが発見されないなどの理由で放置され、周囲から無視されたり、叱られたりして自尊感情が低くなったりすると、「反抗挑戦性障害」が進むことがあります。

反抗挑戦性障害は、以下の様にアメリカの精神医学会の診断基準があります(分かりやすいように書き換えます)。

【反抗挑戦性障害の診断基準】

少なくとも6ヶ月以上持続する、拒絶的、反抗的、挑戦的な行動様式で、以下のうち4つ(またはそれ以上)が存在する。

・かんしゃくを起こしやすい
・しばしば権威ある人、(子供や青年の場合は)大人と口論する
・しばしば権威ある人の要求や、規則に従うことを積極的に反抗または拒否する
・しばしば故意に他人をいらだたせる
・しばしば自分の失敗、不作法なふるまいを他人のせいにする
・しばしば神経過敏、または他人からイライラさせられやすい
・しばしば怒り、腹をたてる
・過去6カ月の間、少なくとも2回以上、しばしばいじわるで執念深い

※ 重症度
軽 度:上の4つ以上が、家庭、学校、職場、友人関係など、1つの状況で現れる。
中等度:上の4つ以上が、家庭、学校、職場、友人関係など、2つの状況で現れる。
重 度:上の4つ以上が、家庭、学校、職場、友人関係など、3つの状況で現れる。

【怒りの対応】
まず、自分は怒っているとの自分の感情に気が付くことです。その上で、集中して運動などを体を動かすことをすると、感情のエネルギーが運動のエネルギーに転換されることがあります。また、イライラが目に入る時は、それが視界の中に入らないようにする工夫が大切です。
片目になり、スクワットをしたり、片足だちをするなどの工夫をしている人もいます。
【強い言葉で口論の対応】
椅子に座り、深い呼吸をゆっくりしながら、呼吸を数えるのも良いでしょう。
「一つ、二つ、三つ・・・十」と数えるようにします。数え終わったら、繰り返してください。毎日やっていると少しずつ変わってきます。
【会話の工夫】
相手の会話を一度繰り返して語るといいです。その際、一瞬で良いので、相手を受け入れてみると良いでしょう。例えば、先生が、
「もう少し、他人のアドバイスを真剣に受け取ったらどうだ。お前のためだ」
と言われたら、
「お前のため 確かにそうかもしれませんが、自分はどうしても納得できません・・・」
と言うように、「オウム返し・少し受け入れ」を繰り返していくと、会話がひどく飛ぶことがなくなり、相手の心に少しでも近づく可能性がでてきます。

それでも治まらない時は、登校を一旦控えたり、仕事を持っている人はトレーニングをうけるのも一方法です
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アドラー心理学 人間関係  「孤独感の解放」

こんな相談がありました・・・

職場でどうも人間関係がしっくりこなくて、居場所がない状態です。
決してパワハラやいじめを受けているわけでないのですが、何か自分と生き方が違う人が多くて、上手く打ち解けることができません。

相手も私のそんな気持ちが分かるらしくて、私をあまり信頼していないようにも感じます。

そんな私ですが、気がついて見ると、職場で話す相手もいなく、信頼されていなく、なにかとても孤独感を感じてしまいます。

アドラー心理学は、孤独感は「居場所がない」「信頼されていない」「自分に不安」の要素が合わさせると起こるとされています。

では、この孤独感をどのように癒していけばよいでしょうか?
1つの考えですが、相手にボランティアをしてあげるのが良いとされます。
つまり、相手の役に立つことを、無償でやってあげるのです。

ただし、いつまでもの必要がありません。自分の居場所ができる(「ここにいてもいいと思う」感じができる)まで、行えば良いです。ただ、損得ではなく、善意に行うとより居場所ができやすいです。

仕事で忙しい時に、ヘルプとして入ってあげたり、コピーを何気なく取ってあげたり、いろいろなボランティアの仕方があると思います。

ただ、気を付けなければならないのは、いじめなどの「使い走り」とならないように、相手のことをよく見定める必要があります。

アドラー心理学を知っていると、結構心が助けられますね。講座がありますので、関心のある方はどうぞ→【日本統合医学協会】アドラー心理学の資格を取得!

野菜生活 イライラの時の野菜

イラつく時の野菜は、アスパラガスやグレープフルーツジュースが、心の熱を取り去るとされています。

また、レタス・ミョウガなどの苦い野菜は、心をスッと滑り出す潤滑油の役割を果たします。特にレタスは抗酸化作用(加齢防止)があり、食べて損はない野菜です。

また、ほんのささいなことでもイライラして腹が立つ時は、貝の味噌汁も良いとされます。

総じて、野菜はガンや循環器の病気を防いで、心を休めてくれます。もし料理が面倒のときは、既に調理をしてあるのを買ってチンするとかの方法もありです。
良いものを見つけたので、ご利用ください→簡単栄養チャージ。朝食野菜スープ

 

 

 

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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