老人ホーム 種類 費用

昨日は、失語症の話をしました
失語症は「話せない」「言葉が理解できない」などのうまく言葉を使用できないことが症状です。

失語症は、脳梗塞、脳出血などの中枢神経に障害が起こるのが原因です。

脳梗塞や脳出血などに陥る多数の人は中高年以上です。そこで、失語症に罹患している人の大部分がやはり中高年以上です。

高血圧、高脂血症、肥満症、糖尿病などに罹患している場合は、それらの改善をすることが大切です。

本日は老人ホームの種類と費用の話です。

〇本日のテーマ 老人ホーム 種類 費用

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

老人ホーム 

一口に老人ホームと言っても、種類が多く、複雑です。
名前は「老人ホーム」とされていますが、実際は「自宅」と扱いになるところも存在します。

日常の支援のサービスはヘルパーを利用しているところが多いため、ヘルパーの利用料などが加算されます。

そこで、考えていた料金より多額になる場合が多いです。

特別養護老人ホーム

入居金の相場:0円 
月額相場 :10万円から14万円前後
要介護度 :3から5 要介護度の目安はこちら
認知症  :受け入れ可能
重い認知症:受け入れ可能

特別養護老人ホームは、介護老人福祉施設です。
特別養護老人ホームについては以前お話ししました。入居の条件は、常時介護の必要、自宅で生活が困難で、要介護3以上です。

待機者が多数に上り、数年を経て入所になることが多いです。
食費や居住費は所得に応じています(安い費用ですみます)

常勤の介護スタッフがいて、安心して生活できます。
看護師は日中しかいない場合が多く、医師は常勤していません。

なので、往診に対応しています。看取りができる施設もあります(見取りについてはこちらをどうぞ)。

老健

入居金の相場:0円
月額相場 :9万円前後から15万円前後
要介護  :1から5
認知症  :受け入れ可能
重い認知症:受け入れ可能

老健の話も以前しました。老健は介護老人保健施設です。
ここは要介護者が、リハビリの後に、自宅復帰を目指します。

たとえば、治療が終了して入院の必要性はないが、筋力が低下して、リハビリを継続して帰宅したいといった方が、リハビリのために数カ月、入所する施設です。

医師、看護師、リハビリ専門スタッフ、介護士が常勤しています。医療に関して安心感があります。

介護医療院

入居金の相場:0円
月額相場 :9万円前後から15万円前後
要介護  :1から5
認知症  :受け入れ可能
重い認知症:受け入れ可能

介護医療院は、介護療養型医療施設です。

医療が必要のある人が長期にわたって入所します。俗に「老人病院」と呼ばれている施設です。介護医療院の費用の注意はこちらです

医師、看護師が常勤、医療措置をおこないます。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」介護保険法の「特定施設入居者生活介護における有料老人ホーム」があります。

介護付き有料老人ホーム

入居金の相場:0円から1400万円程度
月額相場 :14万円前後から30万円前後
要介護  :1から5(3から5の人に対して充実した対応)
認知症  :受け入れ可能
重い認知症:受け入れ可能

介護付き有料老人ホームの話も以前しました。介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐して、食事、入浴、排せつなどの介助サービスや洗濯、掃除などが受けられます。

だいたいが民間企業の運営であり、都道府県の指定・認可を受けています。高級な施設から、価格が低い施設もあり、入居費用はさまざまです。

看取りの対応のところが多く、終のすみかとして選ぶ人が多いと言われています。

住宅型有料老人ホーム

入居金の相場:0円から400万円程度
月額相場 :9万円前後から20万円前後
要介護  :1から5(1から2の人に対して充実対応)
認知症  :受け入れ可能
重い認知症:施設によって、受け入れ可能

住居型有料老人ホームの以前の記事はこちらです。住宅型有料老人ホームとは、 生活支援等のサービスが付いています。バリアフリー、⼿すり、スロープが整備され、環境が整備されています。

生活援助、介護サービスを任意に組み合わせることが可能ので、自分のペースで生活できます(在宅介護での利用サービスも継続できます)。

また、レクリエーションやイベントが豊富で、入居者同士で楽しく過ごすことができます。
囲碁・将棋、茶道・華道など習い事ができる施設もあります。

また、サービス付き高齢者老人住宅について以前お話ししました。ご参考に

養護老人ホーム

介護保険上、有料老人ホームと同様の「特定施設入居者生活介護」分類に入ります。
65歳以上で、経済的、環境的に困窮した高齢者が対象になり、社会復帰を目指す入所施設です。

ですので、食事・健康管理のサービスがある場合がありますが、基本的に介護サービスを受けられません。長期的に利用もできないとされています。

支援員により、財政面での助言、地域と関係を深めるレクリエーションなどが行われています。

経費老人ホーム

入居金の相場:0円から30万円程度
月額相場 :7万円前後から12万円前後
要介護  :1から2(1から5の人に対して施設によって可能です)
認知症  :施設によって可能
重い認知症:不可(見取りもできない)

ケアハウスが、軽費老人ホームです。経費老人ホームも「特定施設入居者生活介護」の分類のです。

60歳以上で低所得高齢者の施設で、「介護型」と「一般型」があります。常勤の介護職員が支援をします。

グループホーム

入居金の相場:0円から16万円程度
月額相場 :8万円前後から14万円前後
要介護  :3から5(1から2は施設によって可能)
認知症  :対応が充実している
重い認知症:対応が充実している
見取りは施設による

グループホームも以前お話ししました
認知症で要支援・要介護の認定を受けた方が対象です。
介護職員による24時間体制で介護がされています。

ただ、看護師は不在の時が多く、協力病院から往診をうけます。
施設の存在する市町村に住民票を有する人が入ることができます。

入居者の定員が少なく、古民家を改装しているグループホームもあり、暖かい雰囲気です。

老人ホーム 相談

親を老人ホームに入居させる際に忍びない思いにとらわれる人も多いと思います。

ただ、介護疲れなど、様々な事情から老人ホームを選ぶときは、出来れば情報を事前に仕入れ、専門家に相談をして、見学をして、決定することが大切です。

無料相談ができるところです。ご活用ください。


また、資金不足に陥らないように計画を立てる必要もあります。
介護難民という言葉もあります。計画が大切です。入所後のケアも大切です。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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