
ストレスの元になるストレッサーには、環境的なもの、身体的なもの、心理的なもの、社会的なものがあります。
つまり、日々の様々なものが、ストレスの要因になります。
昇進、結婚、出産、というお祝いごとでも、場合によりストレスの原因になります。
ストレスの元となる原因を知り、親しい人やカウンセラーなどに相談することが大切です。
ストレスが強くかかっていると、そちらに気持ちが行って、ついつい健康のことを忘れがちになります。
知らず知らずのうちに大病を患うこともあるので、そんな時こそ、健康診断を受ける必要があります。ただ、時間が取れないこと人など病院に行けない人もあろうかと思います。
そんな時は、自宅で健康診断ができて、精度は病院と同程度です。
おうちでドック(男性用)のご購入はこちら本日は、胃・十二指腸潰瘍の話です。
〇本日のテーマ 胃・十二指腸潰瘍
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
胃・十二指腸潰瘍
胃・十二指腸潰瘍は消化性潰瘍とも呼ばれ、胃液の酸により、胃・十二指腸の組織がはがれ、溶かされたようになります。日本では、消化性潰瘍の患者が100万人いるとされています。
胃は消化液を分泌し、食物を消化します。この胃液がさまざまな事情で、胃や十二指腸の組織を溶かしてしまいます。

胃・十二指腸潰瘍 症状
無自覚で過ごす人もいますが、たいていは、吐き気、食欲不振、胸焼け、胃もたれが現れます。
特に、みぞおちに痛みが現れます。胃の潰瘍は、食事中・食後に起こりやすいです。
また、十二指腸潰瘍は、早期に空腹時に痛む場合が多いです。
進行すると穿孔を伴い、出血をします。どす黒い便が出ること(タール便)があります。
胃・十二指腸潰瘍 検査
検査はバリウムを飲んだ後、X線検査と、胃カメラによるものがあります。
胃カメラは直接胃の中を見ることができ、組織の検査も可能です。口から内視鏡を入れるのではなく、鼻から入れるタイプもあります。
胃・十二指腸潰瘍 治療
胃・十二指腸潰瘍 食事
潰瘍は出血の可能があるので、食事は制限し、コントロールする必要があります。
消化の良い柔らか目の食事を数回に分けて少しずつ摂り、胃を休ませ胃酸の分泌を抑えます。
規則正しい食事の習慣が重要です。アルコール、タカフェインは慎んだほうがよいです。
また、タバコは潰瘍治療を治りづらくするので、控えることが大切です。
胃・十二指腸潰瘍 薬
潰瘍治療薬としては、胃酸をおさえるために、プロトンポンプ阻害剤(PPI)、H2ブロッカーなどの薬を用います。
また、血液改善薬、組織を修復する薬、胃の粘膜を増やす薬なども用いられます。
胃・十二指腸潰瘍 再発
消化性潰瘍は、再発しやすいです。
無症状なので大丈夫と思い、放置すると、かなり多数の方が再発する可能性があります。
維持療法として、H2ブロッカーなどの薬を減らして服用してもらう方法がとられます。
ただ、最近では、除菌療法としてヘリコバクター・ピロリ菌を滅する方法がとられます。
ピロリの菌除菌を行うことで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発が抑えられます(それでも再発する場合はあります)。
胃や十二指腸の潰瘍から出血性したり、穴が空いたり(穿孔性潰瘍)、難治性になったり、狭窄した場合などは、入院や手術を必要があります。
出血性潰瘍
潰瘍の所から血管が飛び出すと出血を、吐血、下血(タール便がみられます)を起こし、貧血になります。
止血術をしなくてはならないこともあります。内視鏡的不可能ならば、カテーテルを血管内に入れ、止血することや手術が必要です。。出血した場合、再発すると再出血が多くので注意が必要になります。
穿孔性潰瘍
最も厄介な潰瘍の合併症が穿孔です。穿孔する場合はとても珍しいのですが、まれに起こります。
激痛を伴いうことがあり、その場合、緊急手術が必要なこともあります。穿孔例それほどピロリ菌と関係のない場合があり、ピロリ菌の除菌ほかに維持療法が必要です。
難治性潰瘍・狭窄症
難治性の潰瘍や狭窄のため手術を必要することは減少してきています。ただ、何度も潰瘍を繰り返していると、治りにくくなります。
また、狭窄することがありますので、最新の注意が必要です。