脳血管性認知症 原因 予防

昨日はアルツハイマー型認知症の予防の話をしました

アルツハイマー認知症を予防するには、生活習慣病に気をつける必要があります。

そのためには、食事と運動をまず気をつける必要があります。食事は糖分を控え、運動は筋肉運動と有酸素運動を組み合わせると良いでしょう。

さらに、ジグソーパズルのような脳を刺激する遊び、さらには、仲間とカラオケにいくなども有効でしよう。

カラオケは歌が流行った自分の昔を思い出せ、友達とコミュニケーションをとる効果があります。

本日は、脳血管性認知症の話です。

〇本日のテーマ 脳血管性認知症 原因 予防

〇記事の信頼性 

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

脳血管性認知症 原因 予防

脳血管性認知症とは、脳の血管の障害を原因とする脳梗塞や脳出血により発症する認知症です。

脳梗塞とは脳の血管が閉塞せて、脳に血が流れず、その部分の脳の機能が消失する疾患です。

脳出血は血管が損なわれ出血して、脳細胞が血液によって圧迫を受けて、発症します。

脳血管性認知症は認知症全体の5分の1を占め、男性の発症が多いです。

脳血管性認知症 症状

脳血管性認知症の症状は、記憶障害や、行動、言語、認知、計画と実行ができないなどが見られます。

症状の現れ方は「まだら」で、症状が突然出たり、安定していると思っていると、急速に悪化します。

さらにあることは完璧にできるのに、他のことは、全くできないなどが見られます。

 手足のまひ、呂律が回らない、歩行できない、尿失禁、抑うつ、感情をコントロールできない、夜間せん妄などが見られる場合があります。

脳血管性認知症 原因 予防

高血圧糖尿病などの生活習慣病心疾患なども原因になると言われています。日頃から生活習慣病に陥ってないかをチェックする必要があります。

さらには、自分の身体の動脈硬化脂質異常も把握する必要があります。
もし、体にリスクが見つかった場合は、食事療法や運動、更には早めの診断をうけ、投薬などによりコントロールをする必要があります。

太い血管の脳梗塞や脳出血を発症した場合には急激に認知症が現れやすくなります。

ただ、細い血管の脳血管障害を何回もに繰り返して徐々に認知症が進行する場合もあります。

気付かないうちに、微細脳血管により、脳全体に梗塞が広がっていることがないように、定期的に医師の診察を受ける必要があります。

脳血管性認知症 診断

頭部CTやMRIを行うと、梗塞が確認できます。

前頭葉、側頭葉、後頭葉、海馬、視床などに梗塞があると、認知機能の障害が見られます。

さらに、脳梗塞までいかなくても、脳血管が狭くなり、血流が低下し、認知症が発症します。

脳血管造影等で血管の状態を調べたり脳血流シンチグラフィーで脳血流を診断する方法もあります。

脳血管性認知症 治療

脳血管性認知症が一度発症して、記憶の障害や認知の機能障害を良くする方法は、開発されていません。

そのため、再発の予防と対症療法による治療となります。

脳血管性認知症は脳血管障害を繰り返し発症することで悪化していきます。再発予防が大切です。

投薬をするなどして、脳血管障害のリスクとなる高血圧、糖尿病、心疾患などをコントロールします。

抑うつが発症することが多いことから、抗うつ剤が使用されるケースもあります。

脳血管性認知症 症状 対応

認知症全般に言えることですが、「こんなこともできないの?」などの言葉は患者を傷つけます

「まだら症状」から、ある時は可能なことが、あるときは不可能になることがあります。

本人もどうにもならないのです。冷たい言葉を浴びせるよりも、暖かく手助けが必要です。

介護者も介護疲れがですいので、レスパイトケアなど様々な工夫が大切です。

また、再発を防止するため、定期通院が必要です。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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