
昨日は、アミロイドβの発生を防ぐ食べ物と、脳から排出する食べ物を述べました。
できれば若いうちから、食べれば、高齢になってからのアルツハイマー型認知症の発生を防ぎます。
甘いお菓子などを控えながら、発生を防ぎ、排出を促進する食べ物を食べるという単純な作業を繰り返すことが大切です。
その上で、運動などをすることで、脳の血流を増し、認知症を予防することを効果的に進められると考えます。
本日は、脳全体の健康を保ち、脳全体の回復を促進する食べ物をご紹介します。
昨日紹介した食材に加えることで、より効果的に認知症を予防します。
〇本日のテーマ 認知症 予防
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

傷付いた脳細胞の修復・活性化
傷付いた脳細胞の修復
まず、傷ついた脳細胞の修正に役立つ「レシチン」の話をします。
レシチンには、「大豆レシチン」と「卵黄レシチン」があり、大豆レシチンは血管に作用して、動脈硬化、高血圧の改善をします。
卵黄レシチンは、フォスファチジルコリンという物質の含有率が高くて、脳細胞の神経を正常に保つ働きがあります。
特に脳神経を覆(おお)って、神経細胞を守っている部分の主成分であるために、その保護している部分が壊れると、このレシチンを食することで、その保護膜を修正されます
また、同時にコリンという物質も含んで、脳の記憶を司る部分の健康を保ち、記憶力の向上を図ります。
つまり、傷ついた脳神経を修復し、記憶力を向上させるという認知症の予防にも役立つとされます。
レシチンが多く含まれる食べ物は、次の通りです。
●大豆
●大豆製品(納豆、豆腐、味噌)
●卵黄
●レバー
●うに
●銀杏(ぎんなん)
また、これらの食物と同時に、ビタミンEを取ると、レシチンは効率的に吸収される性質があります。ビタミンEが多い食材は、次のとおりです。
●かぼちゃ
●アーモンド
●大豆、卵
アーモンドを食べる時は、塩などが付いてなく、できれば、炒ってない「生アーモンド」をお勧めします。火を通したアーモンドは酸化が早いと言われています。
また、ストレスが多いと、レシチンが体の中から減少するといわれてます。ストレスを多い環境にいる人は、レシチンを多く摂取するように工夫をしてください。
脳細胞の活性化
次に脳細胞の活性化を図る物質として、γ(ガンマ)ーオリザノールという物質をご紹介します。
この物質は、1954年に米ぬか油から発見されたポリフェノールの一種です。高脂血症への 効果があるだけでなく、脳機能を活性化させ、不安・緊張・抑うつに働くとされます。
また自律神経症の緩和に役立つとされます。
γ-オリザノールの多く含まれている食品は以下の通りです。
●コメ胚芽油
●米油
また、γ-オリザノールは医薬品としても、使用されているので、摂取する場合は医師とご相談をしたほうが良い場合もあります。
料理の時に、米油を一たらし入れると味のコクが増します。
また、アミロイドβの排出を助けるとの効用もあるとの報告もあります。