
認知症にかかっている人数は2020年には630万人で、今後更に増え続けて、2025年には、670万を超えると推定されます。
この数は、国民の5.4人に1人という、驚くべき数になってきています。また、認知症だけでなく、その前段階のMCIまで含めると、更にその数は上がってきます。
少子化が問題となっていると同時に、認知症は国民全体の問題でもあります。
できれば、自分や家族などの協力により、認知症に陥いることなく健康で過ごせればよりベターです。
昨日は食が細くなった高齢者の方に、スープを飲むことを解説しました。
本日は睡眠についてです。良い睡眠をとることは、認知症予防にもつながっていきます。
〇本日のテーマ 認知症 初期 睡眠
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・青い文字は、過去の記事へリンクしています。
認知症 初期 睡眠
認知症と睡眠の関係もだんだんと解明されてきました。
例えば、真夜中の0時を過ぎても、テレビを見て、だらだらと過ごしたり、睡眠時間の短い人が認知症にかかるリスクが上がるとの報告があります。
【グリア細胞が悪さをする】
脳の中に「グリア細胞」という細胞があります。この細胞は正義の味方のようなもので、アルツハイマーの原因となるアミロイドβ(べーた)を食べてくれます。
このグリア細胞は、神経細胞の50倍近くの数で、脳の健康に欠かせません。このグリア細胞は、深い眠りに陥っている時に活発に活動するという性質があります。
つまり、深い上質の眠りが確保されないと、グリア細胞が働かずに認知症になるリスクが増えることが考えられます。
特に注意すべきは、睡眠不足でグリア細胞が正常な働きをしなくなり、健康な脳細胞まで食べてしまうということが起こります。
つまり認知症に正義の味方だったものが、睡眠不足で最強の敵に回ってしまうのです。
くれぐれも気を付けたいものです。
また、逆に寝すぎ(9時間以上)も認知症のリスクが上がってくるので、一日7時間から8時間に収めるのが、認知症予防に大切な時間であろうと考えます。
【高齢者の睡眠は特に注意】
高齢者は寝つきが悪く、浅い眠りで目覚めやすいという性質があります。
後ほど述べますが、4大認知症(アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症)のうち、特にレビー小体型認知症は、夢と一緒に体を動かすという「レム睡眠行動障害」というものが現れます。
つまり、誰かと戦う夢を見ている時、戦う行動をとることがあります。ただ、本人は身体を動かすという自覚もありません。
また、見えないものが見えるという「幻視」も夜中起こることが多いので、眠れない状態になり、いよいよ睡眠障害に陥ります。
【睡眠環境を整える】
以前、朝日を浴びることと、朝に味噌汁をのむこと、昼寝を30分以内に収めることを述べました。また、ストレスの解消のために、愚痴を言える人(人間関係)を作っておくことで、ストレスの軽減が図れることを述べました。
さらに、大切なことは睡眠環境の改善を図ってください。ゆったりとしたルームウェアを着たり、パジャマを工夫したりすることも改善の一つです。
一応、睡眠環境の改善のために下の3つを上げておきます。全てを対処するのではなく、
出来そうな広告を見て、ご利用ください。必要がなければ利用をしないように。見るまでもないと思います。
まず可能であれば、枕なども調整してください。自分の頭の形などにあったオーダーメイドの枕を作るのも、睡眠改善の一つの方法です。自分の身体にあった枕はとても大切な要因です。
ぴったりの枕を自分で作る。睡眠DIYを追求した【アイメイドシリーズ】
また、敷パットから、枕パットなどの睡眠環境全体に及ぼす改善もあります。暖かいとのことです。
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