
家族を初め、認知症の方の介護を行っている人の負担は大きいものがあります。
場合によって施設などの利用を考えてみるのも良いかもしれません。
介護に落ちっている人の状況に合わせて、利用する施設を変えていくことが必要になります。
介護の専門家に任せて介護を行っている人も、自分の時間をはじめ、自分そのものを取り戻すことになります。
そのために様々な問題をクリアしなければなりません。
本日は施設に関してです。
〇本日のテーマ 介護 施設について
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

大きく分けて3つの様態
あまり細かく分類すると、却って使い勝手が悪くなるので、3つ程度にまず、分類をします。
利用時間別に次の通りにまず分けることができます。
(地域密着型サービスの分類は明日、お話しします)
通所(ディサービス・ディケア)
・ディサービスは、要介護状態の高齢者が、食事、入浴、排せつ等、機能訓練、レクリエーションを日帰りで行う。
利用者の楽しく通所できるように、陶芸、生け花、書道、リズム体操などのプログラムがあります。
生活指導員、介護士、看護師、機能訓練指導員などが配置されています。
・ディケア
別名「通所リハビリテーション」と言われ、「要支援1~2」、「要介護1~5」までの人であり、医師が専門的リハビリを必要とした人のみ利用することが可能
医者、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が配置されています。
短期入所(ショートステイ)
ショートスティは、短期的に施設に入居し介護・支援を受けられるサービスです。
「要支援1~2」、「要介護1~5」の要介護認定をうけた65歳以上の高齢者が利用できます。ただし、有料シュートステイの中には非該当の方も利用できる人がいます。
介護者が、自宅を空けなければならない用事ができた時、さらに、家族の介護疲れの時など、一時的に介護から離れたい時などに利用されます。
また、認知症の方の立場からは、病院などの退院直後の一時的な利用、特養などの入所待ち、介護施設に慣れるために利用されることがあります。
連続して最長30日まで、介護認定期間の半数という規定があります(ただし、止むえない場合の例外措置がある。ケアマネージャーに相談してください)
サービスの内容は、ディサービスと同じ、食事、入浴、排せつ等、機能訓練、レクリエーションです。
ショートスティでは、自宅介護の情報を提供するなどの事が大切です。それがなされないとショートスティで混乱が起こることあります。
いきなり何かが起こってから利用では、介護を受ける方がストレス(新しい環境、介護をする人が変る)が起こるので、初めは、1泊から徐々に慣れさせておくことが大切です。
●特定施設入居者生活介護
特定施設入居者生活介護は、特定施設の入居者が受けることができる、日常生活上の世話、リハビリテーションなどの機能訓練、療養上世話を受けるなどの介護保険サービスです。
施設によっては医療処置も受けることができます。
特定施設の対象となるのは、「有料老人ホーム」「経費老人ホーム(ケアハウス)」「養護老人ホーム」です。
要介護認定1以上の認定を受けた人が対象となります。
介護保険が適応となり、原則費用の1割負担になりますが、一定の収入があるものは、2割から3割の負担になります。
介護居室は原則個室であり、プライバシーが配慮されるます。
介護室は介護のための適当な広さ、浴室も体の不自由な人が利用できる広さが求められます
トイレも各階にあり、食堂、機能訓練室も機能を発揮できる広さが求められます。
施設への入所にあたって
施設へ入所に当たっては、介護する家族のほうにも様々な葛藤が生まれます。
特に、介護を受ける人に「家に帰りたい」とか、「どうしてこんな所にいられるの?」などの言葉を投げかけられると、罪悪感に駆られます。
ただ、今の現状で、家族の負担、どうにもならない状況を考えると、罪悪感があろうとも預けたほうが良いとの決断も必要です。
その時は罪悪感に苛(さいな)まれるかも知れませんが、認知症がいよいよ酷くなって、決断をしたことを良かったと思うケースが多いのも事実です。
ただ、施設選びが上手くいかない時、親の認知症もついついと「施設の食事が悪いから」「介護が悪いから」と考えたりします。
施設選びは、できるだけ慎重に行い、専門の機関に相談するのも一つの方法です。
下に、相談無料の施設選びの2つ専門機関を貼っておきます。ご利用下さい。
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