
インスリン抵抗性など、糖尿病自体にガンのリスク要因となる場合があることと、糖尿病とガンの共通の発症の要因となるものがあります。
糖尿病もガンも生活習慣の乱れから発症する場合があるので注意が必要です。
適度な運動と、野菜などバランスの良い食事が大切になってきます。
全ての病気がそうですが、糖尿病もガンも早期発見が大切です。血液一滴で、分かるキットがあります。何らかの事情で病院に行けない方など、ご利用下さい。制度は病院に行くのと同程度です。

本日は、認知症になった場合に頼れる「認知症疾患医療センター」の話です。
〇本日のテーマ 認知症 医療
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
認知症疾患医療センター
軽度認知障害(MCI)の場合、気を付ければ、認知症に陥らなくて済む可能性が高いです。
かかりつけの医のほかに、「認知症疾患センター」を受診するという方法があります(以前ご紹介した「医療介護施設」とは違いますのでご注意を)。
自分や周りの人が「認知症にかかったかな?」と迷うことがあると思います。その時に役に立つのが「認知症疾患医療センター」です。
「認知症疾患医療センター」では、認知症の診断や対応、相談などを行ってくれます。
都道府県や政令指定都市の指定病院に設置され、全国にあります。
入院設備、検査機器がそろっていて、相談に来た人のかかりつけ医や介護施設、行政などと連携してケア・治療を行います。
認知症疾患医療センターの種類
●総合病院など、大規模な医療機関(総合病院)の「基幹型」
徘徊などの周辺症状、合併症にも対応できます。
人員は、専門医、もしくは鑑別の診断等の専門 医療を主な業務とする5年以上 の臨床経験の医師が1名以上です。さらに、専任の臨床心理技術者が1名、専任の精神保健福祉士もしくは、 保健師等が2名以上です。
●地域にある精神科(のある)病院などの「地域型」
基幹型と同様の人員を配置しています。入院体制・検査機器は、他の医療機関と連携し対応します。3つの中で一番多いです。
●診療所、規模の小さい病院などの「連携型」
認知症の急性期の治療ができる機関と連絡を取りながら対応します。
医師は、上の2つの型と同じです。ただ、看護師、保健師、精神保健福祉士、 臨床心理技術者等 が1名以上です。

認知症疾患医療センターの働き
●専門医療相談
認知者自身や家族、介護に携わっている機関より、認知症の相談を受けます。
●鑑別診断(初期の対応)
専門の医師が診断を行います。またその結果に基づき、これからのことを話し、治療の方針を立て、初期対応をします。
●周辺症状などの対応
徘徊などの周辺症状や他の病気との合併症がある場合、治療や入院ができるようにします。入院ができない医療機関は、他の医療機関に入院する場合もあります。
●関係機関と連携
自治体、地域包括支援センター、福祉事務所、保健所、他の病院や医師との連携を行います。家族に対しても必要に応じて介護等のサービスを紹介します。
●連携協議会・研修会の開催
医療・介護連携協議会の開催や、医療関係者への研修を実施します。また、地域の連携体制をより密にします。
●情報発信
認知症の情報を発信します。
認知症医療センターの受診の仕方
インターネットで認知症疾患医療センターの案内ページを検索してください。
たいてい認知症疾患医療センターの一覧の掲載がでています。
また、「地域包括支援センター」をインターネットなどで調べて、電話番号を調べ、連絡をとり、場所や受信の仕方を知る方法もあります。
ただ、準する際にかかりつけの病院等からの紹介状をもらってください。事前の予約が必要な場合もあります。ご注意ください。