
昨日は介護疲れが実際に起こる場面を一つひとつ考えて行きました。
本日は昨日の続きと、介護疲れによる介護者が病気に陥ること場合を述べたいと思います。
さまざま想定される介護疲れが起こる場面を昨日と今日で提示しましたが、まだまだ、介護疲れに陥る場面があろうと思われます。
介護者が疲れたら、介護者自信がリフレッシュをする必要があります。
なんとかやりくりをして、介護疲れに陥らないことが大切になります。
本日は昨日の続きで介護者が介護疲れに陥る個々の場面です。
〇本日のテーマ 認知症 介護疲れの一つひとつに対応
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

介護疲れを起こす場合 その2
徘徊して、行方不明になってしまう
昨日、認知症の様々な場合を述べしたが、この徘徊して行方不明になってしまう場合も介護をする側にとってはとてもつらい思いをします。
以前のべましたが、認知症の人は、自分がかつて華やかな時代を思い出して、徘徊をしている場合があります。
エリートサラリーマンだった時は、会社に出勤しようと勘違いをしてそのまま徘徊、行方不明となることがあります。
普段から徘徊した時に、どんなことを考えていたかを聞いておくのも一つの方法でしょう。
とりあえずに、対処方法として、荷物に荷札を括り付けて、住所、名前、連絡先を書いておくと良いでしょう。
また荷物をなくす場合も考えられるので、着るものに名前を張り付けておくことも考えましょう。
人によっては、電車に乗って遠出をして、遠くの町で発見されることにまれにあります。発見ができるようにしておくことが大切です。
火を使ってボヤ騒ぎになることも
料理をしているうちに、手順が分からなくなったり、他の事に気を取られて、火事を起こすことも考えられます。
また、ボヤ騒ぎで終わる場合以上に、全焼、さらに延焼、人命にかかわる場合も考えられます。
そのような場合が考えられる場合は、ガスから、IHなどの電気に変えるなどして対応をはかってください。
IHクッキングヒーターは一般的に磁力発生コイルの働きによるもので、火が出ないので、火事の心配がなくなります。
また、ガスの場合は、袖に火が引火して、大やけどを負うこともなくなります。
台所全部を全て取り換えるのが難しければ、ポータブルのものを据えることも考えると良いでしょう。
テレビの前から動かない
テレビの前から動かないで、一日中テレビばかりを見ている。
これは認知症の介護をしている人の多くが経験をすることではないでしょうか?
テレビを見っぱなしは全身の筋力が衰えてくることや、認知機能の低下がみられるといわれてます。
テレビを消してしまうと、起こり出したり、がっかりとすることがあってテレビを消すことができないことがあります。
そのような場合は、ディサービスなどを利用して、体を動かすようにすると良いかもしれません。
テレビを見る時間を減らすことにつながり、認知症予防にも一役を買います。
財布を取ったと騒がれてしまう(物盗まれ妄想)
これも以前お話をしましたが、比較的起きやすい被害妄想で、体が動く初期に見られるものです。
大体が身近な人がターゲットにされやすく、介護をしている人、ヘルパー、施設の職員などが対象になります。
認知症で他人に迷惑を懸けたくないという思いが起こって、「自分は認知症でない」「自分は大丈夫」という思いから、物がなくなると「自分のせいではない。誰かが盗んだ」という思いにつながります。
すなわち、「物とられ妄想」には、喪失感から不安、「周囲に迷惑をかけたくない」という思いがあることを確認する必要があります。
喧嘩をすることは介護者との人間関係を壊すことになるので、周りを巻き込んで、皆で探すといでしょう。
見つかったら一緒に喜び、「私のせいでない。勘違いだったね」などの言葉は自尊心を傷つけることになるで、「よかったね」とプラスの返答をするのも良いでしょう。
介護者が怒りから、虐待しそうになったら、施設に入所も一つの方法
介護疲れから、虐待に及ぶことはよく考えられることです。そのような場合は、施設入所を考えるのも一つの方法です。
家族を守るだけでなく、介護者本人の心と体を守ることになります。
費用の面から、老人ホームの検索を下に載せておきます。
ご利用ください。何件か、見学にいけることを望みます。
