
4大認知症と言われるものは、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症です。
昨日まで、主にアルツハイマー型認知症の予防について述べてきました。
本日から、血管性認知症のお話をします。
血管性認知症は、脳出血や脳梗塞(のうこうそく)があげられますが、脳梗塞が大多数を占めます。
この脳梗塞や脳出血は、小さな梗塞や出血を繰り返す「多発性脳梗塞」「多発性の脳卒中」と呼ばれるものから、単発のもので、脳の認知機能に重大な影響を及ぼすものがあります。
まず、症状の正確な知識を知り、予防を心がけることが大切です。
〇本日のテーマ 血管性認知症
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
血管性認知症 原因
血管性認知症は脳の血管が破けたり、詰まったりすることで、脳細胞が破壊され、起こってくることです。
脳血管認知症で一番多いのは、「小血管病性認知症」とよばれる、細い血管に障害が起こるもので、脳卒中発作を起こさない小さな梗塞です。
これが繰り返されることで、徐々に認知症が強まっていきます。
血管性認知症は、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常、喫煙などのリスクとなる要因が多いほど発症する確率は高くなります。
また、アルツハイマー型認知症の原因であったアミロイドβによる脳血流の障害が見られることから、血管性認知症とアルツハイマー型認知症が合併することもあります。

血管性認知症 症状
アルツハイマー型認知症など、多くの認知症は何年も時間をかけて症状が進んでいき、やがて認知症の発症にいたるという過程をたどります。
しかし、この血管性認知症はある日突然に、認知症の症状が現れます。
例えば、脳の上のほうの脳頂葉の血管が梗塞を起こした場合に、自分がいる場所が分からないということが突然に始まります。
脳卒中や脳梗塞が現れると、突然に意識を失うというイメージが強いですが、「小血管病性認知症」の場合、意識を失わずに認知症の症状が発症することが現れます。
また、脳の血管が一時的に悪くなると以下のような症状(一過性脳虚血発作)が現れます。この症状は数秒程度で治まるのがほとんです。
しかし、以下の症状が現れた後に脳梗塞が15%から20%の人に現れてくると言われています。
すぐに、神経内科や脳神経外科の受診が必要になります。
●片腕、指などにしびれや麻痺(まひ)があある。
●よだれが出る。
●激しい頭の痛みがある。
●ろれつが回らない。
●相手の言うことが理解できない。
●眩暈(めまい)がする。
●片目が見えない。または視野が欠ける
●体の半身に力が入らない
予防としては、高血圧や高脂血症を予防する食事をとることです。なかなか自分では難しい場合や、高齢のために身体が動かないことも考えられます。
その場合は、高血圧を防ぐ食事の配達などをりようすると良いと思います。
少しずつ、食べ物を変えていくと、認知症を予防することが可能となります。
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