認知症 兄弟・親の対応

昨日は、親の不動産などから、施設に入所するための資金作りの話をしました。

入所をしないで、何とか介護を頑張っていても時に心が折れることが続いたりして、介護疲れに陥ったりします。

認知症などが進むと、介護疲れから、介護する側がうつ病になったり、時に怒りにかられて、虐待に走ったりすることが起こりやすくなります。

もちろん、全ての介護をする人のがそのようなことを行うわけではありません。

本日は、そのような虐待を含め、入居にいたるまで、様々な情報を提供いたします。

〇本日のテーマ  
 
認知症 施設入居までの様々な情報

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

親の入居に兄弟で意見が別れる時

親が施設に入所する時に、よく聞く話が、兄弟の間で意見が別れてまとまらないというものです。

時として、親に対する兄弟の思いや愛情の度合いも違っている場合もあります。

また、介護施設費用に余裕があれば良いですが、そうでない場合は、介護施設費用の思いが心に迫ってくる思いをする人もおられるでしょう。

そのために、介護施設費用の分担も含めて、非常に早い段階から話合いをしておく必要があります。

また、親の介護に関わっていない兄弟と連絡を取り合うことが大切になります。

介護 疲れが起きているときには、よく虐待が起こったりします。

統計によると、虐待をしてしまうのは次のとおりだとされます。 

●息子から親への虐待 
40%前後 特に介護を受けている親との2人暮らしのとき起こりやすいと言われています(むろん全ての人ではありません)。

●夫から介護を受けている妻への虐待 
20%ほど。虐待に妻から夫へは、6%程度です。

●娘から親に対しての場合は17%前後

●妻から夫に対しては6%前後とされます。

これは、介護疲れが原因で、介護者が追い詰められた結果が多くふくまれると推察されます。

介護者が孤立感や孤独感に襲われるときも注意が必要です。
家族が全員連絡をとりあって、会社で言えば、一つのプロジェクトとして扱われることが大切です。

全員で考えで悩み、認知症の方を支えるという行動が必要です。
ただ、そうとは言え、現実は一人で奮闘したりする場合があるのも事実です。

自分が追い込まれて、「もはや限界」と思う時に、施設を真剣に考えみるのも良いかもしれません。

施設に入りたがらない親に納得してもらう方法

熟考したうえで、子供などの家族が施設に入所を求めても、親が納得をしない場合があります。
そのような場合はどのようにすればよいのでしょうか?

よく聞く話として、体験入所や、ショートスティなどから、入所を決める場合があります。

親が病院に入院をしたときに、家族の者が体験入所などを決めて、病院を退院と同時に体験入所という方法です。

親が納得(不満を言わない程度の納得)ならば、契約を行ったというケースが上手くいくパターンの一つと聞いたことがあります。

無料体験やショートステイを実際に相談して行ってみると良いでしょう。
相談無料のところが大切で、そのようなところを利用すると、軽費が抑えられます。

相談無料のところを貼っておきます。

◇◆◇【シニアのあんしん相談室】◇◆◇

費用の面等の条件から、探しやすいサイトです。

費用・入居時期・医療行為から介護施設を探す【かいごDB】

また、ショートスティなどを毎月、繰り返すことで徐々に施設に慣れて、入所という方法もあるでしょう。
工夫が大切になります。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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