認知症 特養の費用 要介護度

昨日は、グループホームとケアハウスのお話しをしました。

グループホームは、1ユニット9人までの少人数制で、共同生活を送りながら、支援を受けるという形になります。

また、ケアハウスは、比較的安価な経費で入所できます。

「住宅型」と「介護型」に分かれて、24時間のケアをうけるのであれば、「介護型」のお話をしました。

本日は、要介護と介護保険についてお話をします。

要介護度とは?

要支援、要介護をいろいろ言われますが、その介護を受ける度合いを述べると、次のようになります。

●要支援1 
日常生活生活能力はあるが、要介護にならないためには、一部の支援が必要な状況です。

●要支援2 
立ち上がりや歩行が少し不安定な状況。入浴など一部介助が必要になります。身体の維持には改善の可能性があります。

●要介護1 
立ち上がり、歩行が不安定、入浴、排泄に一部介助が必要になります。

●要介護2 
起き上がりが自力では困難です。入浴、排泄には一部または全介助が必要です。

●要介護3 
起き上がり、寝返りが自力では難しい。入浴、排泄、衣服の着脱に全介助が必要。

●要介護4 
日常生活能力の低下が見られ、入浴、排泄、衣服の着脱など多くの行為に全介助必要。

●要介護5 
介護なしには日常生活を送るのは困難で、意志の伝達も困難な状況。

〇本日のテーマ  
 
特別養護老人ホーム費用

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

介護費用について

特別擁護老人ホームや老人保険施設、介護療養型医療施設、介護医療院などに入所すると、初期費用は0円です。

料金は、居住費・食費・施設サービス・日常生活費の合計になります。

ただ、住居費は住む部屋によって、料金が変わることがあります。

相部屋の場合の居住費は一日840円ですが、1人部屋の場合は1970円かかることになります。

食費は1日1380円です。これは、相部屋、1人部屋など関係ありません。

また、施設サービスは、要介護の度合いに応じて、1割、2割、3割の自己負担があります。

例えば、特別養護老人ホームの場合は次のようになります。

介護保険1割負担の場合、相部屋の場合、要介護3の時は1日695円、要介護4の時は763円、要介護5時は829円です。

1人室のときは、要介護3で776円、要介護4で843円、要介護5で910円と値段が変化します。

また、理容代なども実費のところが多いです。

医療は実費、または、加算のところも

以上のような賃金体系ですが、医者費がかかると実費のところもあるので注意が必要です。

さらに、介護医療院や、老人保健施設、療養病床などは、居住費は高めで、リハビリなどの料金、経口維持費用など加算が加わっていくこともあります。

費用が抑えられるなどのメリットがある特別養護老人ホームですが、ただ、入所まで時間がかかることがあります。

介護の度合いが大きい順に入居になりますが、認知症など、今はまだ、介護の度合いが少ないかもしれませんが、将来、介護の度合いがおおきくなる可能性があります。

まだ、自分の意思を表示できるなど、脳の機能がはっきりしている内に、自分の入所する施設は決めておきたいものです。

その時は、有料老人ホームなどの選択肢もありと思います。

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ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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