認知症 フレイルと慢性炎症

昨日は高齢者の方の自尊心の傷つきについて述べました。

認知症の方を介護するうちに、知らず知らずに自尊心を傷つけていることがあります。

高齢者の方が「何も悪いことをしていないのに怒られる」「良く分からないことで叱られる」との言葉を言う時は、高齢者の方の自尊心の傷つきが顕著なことがあります。

自尊心の傷つきが大きくなると、これ以上傷つかないために、引きこもりや、アパシーに陥り、いよいよ認知症が進む可能性があります。

普段から気をつけていきたいものです。

本日は老化を進めるものフレイル(虚弱)と、認知症を進行させる、「

〇本日のテーマ  
 認知症 フレイルと慢性炎症

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

フレイルとは

フレイルは加齢により、心身が衰えてくるものですが、大きく分けると「身体のフレイル」「口のフレイル」「社会的なフレイル」です。

●身体のフレイル 
筋力が衰えて、あまり動くことがなくなり、全身の機能が損なわれてくることです。

●口のフレイル 
歯を失うこと、歯周病に悩まされる、さらに口の周りの筋肉が衰えて、食べることが容易でなくなります。さらに喋ることも、みならなくなります。

社会的なフレイル 
他者とのかかわりが減り、コミュニケーションが少なくなります。引きこもりなどが見られ、認知症が進みます。

この3つは同時並行的に進み、互いに関連し合いながら進んでいきます。

慢性炎症とは

最近、よく見かけるようになった慢性炎症という考えがあります。

マクロファージが産生する炎症誘発性サイトカインというものが、慢性炎症をひきおこし、脳をはじめ、身体のあちらこちらで引き起こされます。

慢性炎症は、認知症状を始め、癌の発生など様々な悪さをするといわれています。

研究者によって、アルツハイマー型認知症の始まりは、この慢性炎症と断言する研究者もいます

それでは、慢性炎症をおさえるためには、どうすればよいのでしようか?

一般に言われていることは、野菜を多く摂ることとされています。それも、緑の野菜を多めに採ってください。

野菜を多く食べることで全身の状態が良くなり、認知症だけでなく、癌、高血圧など多くの病気を予防していきます。

また、同時にDHAなどをとるように心がけるとよろしいでしよう。
認知症だけでなく、動脈硬化、中性脂肪も減らしてくれます。

DHAを摂るには、サバなどの青魚を食べることが挙げられます。
しかし、毎日、食べるのは不可能に近いと思います。
そこで、サプリを上手に
お使いください。

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ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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