
昨日は、カラオケや楽器の演奏が、認知症を予防することを述べました。
普段から、脳の機能が衰えないように、歌を歌って昔を思い出したり、ギターなどで指先を細かく動かすことが大切です。
また、仲間と一緒に行うとコミニケーションができ、さらに認知症が抑制されます。
また、ジグソーパズルのように、ピースの形を記憶し、ピースを選び、埋め込むという作業は、推理力のような、認知力、記憶力を使います。
脳のいろいろな機能を使うことで、認知症予防に役立ちます。
本日は、脳の状態を知る運動です。
〇本日のテーマ 認知症テスト
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
認知症チェック
隠れ脳梗塞(無症候性ラクナ梗塞)とは?
大きな太い血管が脳梗塞になると、体にマヒや言葉の障害、さらに意識の障害などが起こる場合があります。
ところが、小さな血管が詰まって、知らず知らずのうちに、脳のあちらこちらが小さくポツポツと死んで、認知症を引き起こします。
隠れ脳梗塞は、高血圧、糖尿病、脂質異常、飲酒喫煙、過労やストレスにより引き起こされます。
特に高血圧が長く続くことで、動脈硬化症が引き起こされ、隠れ脳梗塞が発症しやすいとされます。
隠れ脳梗塞から、血管性認知症になると次の症状が現れると言われています。
●記憶障害
●頻尿や、おしっこがしたいとの切迫した思い
●感情が抑えられなくなる
●歩行障害や転倒
●記憶障害
隠れ脳梗塞の発見の運動
両眼をひらいて、片足立ちをします。これを20秒以上してください。
これができない場合は、隠れ脳梗塞が2つ以上発見される場合が35%程度、小さな脳出血(自覚がない)の場合が30%程度と言われています。

念のために、これが20秒以上できない場合は、(何ともないかもしれませんが)医師の診察をお勧めします。
脳年齢の測定
次に目をつむって、片足立ちをします。
場合によっては、転倒の危険があるので、周りに障害物がないことや、できれば倒れそうになる時に支えてくれる補助の人を頼むと良いでしょう。
国立長寿医療健康センターによると、次のように言われています。
●23.7秒で脳年齢が50代
●9.4秒で脳年齢が60代
●4.5秒で脳年齢が70代
●2.9秒で脳年齢が80代
自分の年齢とあまりにかけ離れている場合も、医師と相談をしたり、脳血流を流すために有酸素運動をしたり、工夫をしてみてください。
目をつむっての片足立ちは毎日繰り返して行っていると、徐々に長くできるようになってきます。脳の機能も改善されるとされています。