
昨日は、軽度認知障害(MCI)のリスクの判定ができる血液検査のことをお話ししました。
わずかな血液を採取し、検査することで、アルツハイマー型認知症の元凶であるアミロイドβ(ベータ)が蓄積して軽度認知障害(MCI)に陥っているかがわかります。
軽度認知障害(MCI)のまま何もしないと、5年以内にアルツハイマーを発症することが多いです。
逆に、軽度認知障害(MCI)の早期に何らかの手立てを打っておけば、アルツハイマーを発症しないか、遅らせることが可能となります。
「最近、もの忘れがはげしいなあ」と自分で思う場合は、血液検査をしてもらい、早期に発見、治療を行うと認知症のリスクがかなり軽減されます。
かかりつけの医師相談するなり、インターネットなどで、実施している医院を検索して、受診することをお勧めします。
本日は、黒にんにくによる認知症の予防効果についてです。
〇本日のテーマ 黒にんにく 効能
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。
認知症 食べ物 予防
以前アルツハイマー型認知症の元凶であるアミロイドβを蓄積させない、または、体から排出する食事を述べました。
本日はそれに加え、強力な食材である黒にんにくの話をします。
普通のにんにくを「ニンニク」、黒にんにくを「黒にんにく」と表現します。
黒にんにく 効能
黒にんにくとは、ニンニクを熟成、発酵させたものですが、通常のニンニクよりも、栄養価や効能が高いと言われています。
黒にんにくの効能は、まず強い抗酸化機能があります。つまり、アンチエイジングで老化を防止するこうがです。
体には必要不可欠な必須アミノ酸のフェニルアラニン、イソロイシン、ロイシンが多く含まれています。
このことにより、肌や髪の健康が保たれたり、体の機能を調整するホルモンが正常に生成されます。
さらに、疲労回復、糖尿病の予防や、癌の予防の効果があると言われています。
血管に関しては、黒ニンニクの硫黄化合物が中性脂肪や、悪玉コレステロールに作用して、血管に付着すのを防ぎます。
結果的に、動脈硬化や血管のつまりを防ぎます、
黒にんにくの認知症への効果

黒にんにくは、アルツハイマー型認知症の元凶となっているアミロイドβ(ベータ)を脳に沈着させない働きがあるとされます。
また、脳神経を守り、脳細胞を枝分かれさせる機能も有すると言われています。
2006年、アメリカの大学で行われた、マウスの実験では、熟成ニンニク(黒にんにくなど)から取り出したエキスを与えると、アミロイドβの蓄積を抑えられたという実験の結果がでました。
このことから、熟成ニンニクには、アルツハイマーの発症を抑止するS-アリルシステインの効果を高める物質が含有されていると考えらます。
また、熟成ニンニクには、S-アリルシステイン以外のアミロイドβの蓄積を抑える物質が含まれるという可能性が考えられています。
このアルツハイマーを抑えるS-アリルシステインという成分は、熟成したニンニク(黒にんにく)では、熟成しないニンニクよりも、およそ50倍の効果があるといわれています。
ニンニクにしかない物質
このS-アリルシステインは、ニンニクにしか入っていないと言われています。
脳細胞を守り、細胞を枝分かれさせるS-アリルシステインは、他の物質から摂取できないので、ニンニク、それも黒ニンニクを摂取することが良いでしょう。
ただし、医師にかかっている人は、医師の診察を一度受けて、医師の指示を仰のが良いと考えます。
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