認知症 ビタミンC ビタミンE 相互作用


昨日は熟成にんにくの認知症への効果述べました。

ニンニクには、S-アリルシステインというニンニクにしか含まれていない物質があります。

それがアルツハイマー型認知症の元凶であるアミロイドβ(ベータ)の脳細胞への蓄積をおさえます。

このS-アリルシステインは、普通のニンニクよりも、熟成にんにくに多く含まれ、その量は50倍とも言われています(一部の研究者の報告では、80倍とも言われます)。

また、黒ニにんにくは、抗酸化作用などアンチエイジングに働き、さらに中性脂肪などの血管への付着を防ぎます。

黒にんにくを食べると、意外とフルーティで食べやすいことが分かります。

うまく生活中に取り入れて、認知症をはじめ、様々な病気の予防に活用されることを望みます。

本日は、ビタミンCとEの働きについて述べます。

〇本日のテーマ  

認知症 ビタミンC ビタミンE 相互作用

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。

ビタミンC  ビタミンE  相互作用

ビタミンE 効能効果

ビタミンEは、抗酸化作用を持ちます。つまり、身体のサビ、つまり老化を防ぎます。脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎます。

また、動脈硬化や予防や、血栓をできにくくします。さらに、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少などもあげられます。

細胞膜を健全に保つなどの働きがあることから、セロトニンなどの脳間物質も正常に保ち、うつ病の発症も防ぎます。

加齢による疾患の予防に役立ち、「若返りビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンEの摂取の留意点です。
●ビタミンEは光に弱く、遮光を心掛ける。
●酸や熱に強く、調理の損失はないと考えてよい。
●天然ビタミンEは合成のものより、効果が高い。サプリメントを選ぶ際は天然のビタミンEが望ましい。

ビタミンC 効能効果

動物の多くは、ブドウ糖からビタミンCを合成することが可能ですが、人は、合成のための酵素がありません。

そのため、食事からビタミンCを摂取しなければなりません。

ビタミンC不足に陥ると、コラーゲンが合成できず、血管がも弱くなり、出血を起こします。これが壊血病です。

さらに、不足することで、貧血、筋肉の減少、心臓の障害、呼吸の困難などが起こります。

また、毛細血管・歯・軟骨を正常に保てず、ストレスに対する抵抗力を弱めます。

最近はビタミンCの抗酸化作用が注目を集め、がんや動脈硬化の予防や老化防止にビタミンCの摂取がが唱えられています。

ビタミンCビタミンE相互作用

ビタミンCと、ビタミンEを同時に摂取すれば、相互効果より、抗酸化作用が持続されます。

つまり、老化を遅くすることが期待できます(もちろん個人差はあります)。

ビタミンEは活性酸素を弱めますが、ビタミンE自体が酸化すると効力がなくなります。

この効力が消失した時、ビタミンE をまた、活性化させるのが、ビタミンCなのです。

したがってE・Cを一緒にとれば、抗酸化作用がより向上します。

認知症予防

では? 認知症予防は、どうでしようか?

米ジョンズホプキンス大学の研究では、ビタミンE・Cを一緒に摂取し続けると、アルツハイマー型認知症に効果があるかの調査が行われました。

ユタ州在住の65歳以上の約4700人を対象に調査が行われました。

その結果、ビタミンEとCを一緒にのんでいる人はアルツハイマー病になりにくい結果を得られました。

また、他の機関の研究ではビタミンEとビタミンCを含む複合ビタミン剤を服用している人もアルツハイマー病になりにくいことも判明しました。

また、日本医療研究開発機構(AMED)が、認知症の遺伝因子と言われる「アポE4」を有する女性が、血中ビタミンC濃度が高くすると、認知機能低下リスクを減少できたことを明らかにしています。

以上から、ビタミンEとCを効果的に取ると、ガンなどとともに、認知症の予防にも役立ちます。

ただ、これも黒にんにくと同じように、場合によって、医師と相談をおすすめします。

昨日の黒にんにくを含めて、上手に摂取をして、認知症を遠ざけることを祈念します。


ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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