認知症 ポリフェノール

昨日はビタミンCとEの話をしました。
この2つには抗酸化作用があります。つまり体がサビない、老化しない作用があります。

この二つは相互作用により、より抗酸化が持続することになります。ビタミンCは、ビタミンEを再活性化させる作用があるとされます。

また、米ジョンズホプキンス大学の研究チームによると、ビタミンC・Eを一緒に取得している人は、認知症になりにくいとの報告をしています。

また、日本の医療機関のAMEDが、血中ビタミンCの濃度を高くすると、認知機能のリスクを低下させることを報告してます。

一昨日話した、黒にんにく同様に取り入れことを工夫することを希望します。ただ、できれば医師の指示を仰ぐのがよろしいと考えます。

本日はポリフェノールによる認知症の予防を解説します。

〇本日のテーマ  

認知症 ポリフェノール

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。

ポリフェノール効果

ポリフェノールは、5000種類以上あるとされ、抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変え、さらに動脈硬化などの予防に役立ちます。

 ポリフェノールはビタミンC・Eと同様に抗酸化作用があります。
また、ポリフェノールにより、それぞれ独自の機能があります。

水溶性(水に溶けて)で、短時間で作用し、長期間効果は持続しないことから、毎日こまめに摂取する必要があります。

認知症に有効なポリフェノールは、カテキン、クルクミン、フェルラ酸、などです。

カテキン

カテキンは紅茶やウーロン茶などに含まれていますが、中でも緑茶の含有量が多いポリフェノールです。

アルツハイマー型認知症の原因の一つであるアミロイドβの蓄積を抑えます。

さらに、レビー小体型認知症の原因のαシヌクレインの蓄積を防ぐとされています。

また、カテキンは高血圧や動脈硬化の予防に効果があり、結果的に間接的な認知症予防になると考えられます。

クルクミン

カレーの香辛料の一つであるターメリックに含まれているポリフェノールです。

クルクミンはアミロイドβの蓄積を抑え、脳の活性化による記憶力を保持する効果があります。

その他にもアンチエイジング効果や、肝機能の改善などがあります。

ただ、吸収されにくいという難点があり、大豆や卵黄に含有されている成分であるレシチンが、クルクミンの吸収を助けてくれます。

フェルラ酸

玄米に多く含まれているフェルラ酸が、アミロイドの脳細胞への蓄積を抑え、神経細胞を保護する働きがあります。

フェルラ酸は、脳神経細胞を修復し、細胞の死滅を防ぎます。
そのため、記憶力、認知機能の維持を維持・向上をさせます。

カカオポリフェノール

チョコレートの原料のカカオには、カカオポリフェノールが含有されています。

カカオの含有量70%以上のハイカカオチョコレートには、認知機能を高め、血液をサラサラにする効果があります。

また、食物繊維が豊富に含まれ、便秘解消に効果的です。

ポリフェノールも視野に入れて、認知症のお役に立ててください。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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