
デュアルタスクとは「ながら作業」のことで、複数の事を同時にやることです。
これにより、脳の複数の部分を使うので、脳の活性化に役立つことになります。
例えば、「歌を歌いながら、ウォーキング」をしたり、「計算をしながら、ウォーキング」をしたりする方法があります。
慣れるまでは頭がこんがらがってしまいそうになりますが、繰り返ししているうちに、徐々にできるようになってきます。
楽しみながら、継続をすると良いでしょう。
本日は睡眠と脳の関係です。
〇本日のテーマ 認知症 睡眠
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。
認知症 睡眠
レム睡眠とノンレム睡眠
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠の2種類からなります。
レム睡眠は目を閉じたまぶたの下で眼球が左右に眼球が動いている状態の時です。
レム睡眠は、身体が休んでいますが、脳の活動は起きている状態で、眠りながら、人は記憶の整理をしているとされます。
ノンレム睡眠は、脳が休んでいて眠りの深さにより、普通4段階に分類されます。
一晩にノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れます。
入眠時の初期に深いノンレム睡眠が見られ、だんだんとレム睡眠が長くなって、目覚めます。

認知症 睡眠不足
アルツハイマー型認知症の原因である「アミロイドβ」は、脳の神経細胞に蓄積されると脳の神経細胞を破壊します。
これがアルツハイマー型認知症発症の1つの原因になっています。
このアミロイドβは、睡眠時のノンレム睡眠のときに脳から排出されるます。
つまり、睡眠不足で、ノンレム睡眠の時間が確保されないと、アミロイドβがしだいに脳に蓄積されて、アルツハイマー型認知症の発症リスクが高まります。
「メラトニン」と呼ばれる睡眠を促進させるホルモンの量が、高齢になると減少し、眠りが浅くなります。
そのため、アミロイドβが蓄積しやすくなり、高齢者のほうがアルツハイマー型認知症に陥りやすくなります。
若い人でも睡眠不足になると、若年性認知症の発症リスクにさらされます。
人によって若干の差がありますが、大体7時間前後の睡眠をとることが大切です。
快眠 食事
朝味噌汁の勧め
以前、よる睡眠を十分にとるためには、睡眠ホルモンであるメラトニンを増やすことをのべました。
睡眠ホルモンのメラトニンは幸せホルモンと呼ばれるセロトニンより作られます。
セロトニンは必須アミノ酸の一つであるトリプトファンからつくられます。トリプトファンは味噌汁をとることで作ることができます。
ただ、味噌汁から、メラトニンになるまで、12時間以上の時間がかかるので、朝食べるのがよいとされます。
睡眠 空腹
一般に食事は睡眠3時間前まで終えるのが良いでしょう。睡眠直前に食べると、胃に負担がかかり、睡眠の質を落とすことが考えられています。
また、あまりに空腹では眠りが浅くなるので、トリプトファンという睡眠をサポートするものが含まれる牛乳・豆乳・ゆで卵をなどを少量食べるのがよいでしょう。
ただ、悪までも少量です。また、以前述べた、練る前にゆったりした気持ちで日記などを習慣を作ると、日記を書くことが、交感神経から副交感神経へスイッチになることもあります。
快眠グッズ
いうなれば、日記が睡眠に入るための儀式になります。日記を書くこと以外、音楽をかけるとか、さまざまな方法があります。
音楽など、毎日聞いて眠りに陥るとそれが習慣になって、しまいには、その音楽を聞くだけでスムーズに眠りに陥ることができます。ゆったりとした曲がよろしいでしょう。
自分なりの快眠グッズをそろえておくのも一つの手です。