認知症ケア

昨日はパーキンソン病について述べました。

原因は脳間物質のを伝えるドーパミンが減ることと言われています。
パーキンソン病は、「振戦、筋強剛、動作の緩慢、姿勢の反射障害」などの運動症状が見られます。

また、自律神経の障害、認知の障害、嗅覚の障害、睡眠の障害、精神の障害などの非運動症状もあります。

治療は、ドーパミンの原料となる薬を投与することや、薬物療法と脳の深層部に電極を埋め込む手術などの方法があります。

予防としては、乳製品や大豆、落花生、アーモンドに含まれるチロシンがドーパミンの材料になるといわれています。

また、キノコのヤマブシタケは、動物実験でパーキンソン病の予防に効果があるとされます。さらに、カフェインを適当にとると予防に役立つといわれています。

ジョギング、水泳などの運動、更には柔軟などが良いといわれています。
本日は、「認知症ケア」の話しです。

〇本日のテーマ  

認知症ケア

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。

認知症 ケア

認知症に陥った方が尊厳を保ち、日々の生活を贈れるようにサポートすることを「認知症ケア」といいます。

認知症の介護は、食事、排泄などの身体の介護のほかに心のケアも重要です。
心のケアを意識したケアが求められます。

  • 生活や行動を考慮に入れ、本人ペースでの心のケア
  • バンスの良い栄養を摂取するためのケア
  • 食事、入浴、排泄などを眼目に入れ、規律ある生活を整えるケア
  • 居住するところ、人間関係のケア
  • 身体の状況に対応した医療との連携のケア
  • 本人が意思表示ができない場合、代弁を行うケア

認知症ケア 基本

認知症の人に対する対応の第一歩は、身近な方が認知症に関する知識を得て、理解を深めることです。

アルツハイマー型認知症(その対応の在り方)、脳血管障害認知症(その対応の在り方)、レビー小体型認知症(その対応の在り方)、前頭側頭葉認知症(その対応の在り方)など、正確な知識を身に付けておく必要があります。

例えば、アルツハイマー型認知症を発症したら、今後、どの段階で、どのような症状がでてくるのか、それに対してどのような準備・対応をするのかを知ることです。

認知症 意欲向上

ケアする側は認知症者のために様々なことをやってしまいます。認知症の方ができるのにもかかわらずに、家事、着替え等などを「手助けが必要」と考え、手出しをしてしまいます。

しかし、それでは認知症の進行を早めてしまいます。できることは認知症の方ができるようにすることが大切です。ただ、心身に危害が及ばないように、観察をすることが大切です。

例えば、包丁や火の扱い、漂白剤の扱いなどをきちんと観察して、危険が及ぶときは、静止する必要があります。

また、急がすことのないように、自分のペースで動作ができるようにします。

ただ、一人暮らしで、あまりに危険な場合は施設なども考慮に入れる必要のあるでしょう(ただし、決定はご本人と家族の意思が大切です)。

認知症 理解

認知機能の程度により、言葉が理解できないことがあります。「相手のみえるところで話」ます。また、ゆっくりと言葉を選択してください。一つ一つ確かめながら話しましょう。

また、急な変化をする生活を避けることが大切です。認知症の方がゆったりと理解できる範囲での変化が大切です。

以前お話をしましたが、暴力行為など、以外と理由があることがあります。

また、移転などの場合も、移転先のところに、はじめは1時間から数時間、本人の様子を見ながら徐々に滞在をする時間を増やしていきます。

認知症 話を聞く

認知症の方が失敗しても、一方的に叱ったり、責めたりするとプライドが傷付きます。
ケアする側から見ると、不合理に見えても、認知症者の方は、本人なりの合理的な理由があることあります。

ゆったりとした場所で、認知症者型と向き合い、ゆっくりと話を聞くことが肝要になります。

特にトイレの失敗などは、認知症者の自尊心をくじくことがあるので注意が必要です。

認知症 孤独

以前初期の認知症者の方の心の状態を解説しました。そのような状態を把握しながら、対応を行う必要があります。

特に、声掛けを何度も行うことが大切です。声掛けをされると、人は孤独を感じない場合が多いです。廊下で行きかう場合や、ちょっとした時に声をかけることもとても効果があります。

認知症 環境の変化

介護をするために認知症の方との同居や介護施設への入居を検討するケースもあるでしょう。認知症の方へのケアでは、急な環境の変化は避けたほうがいいとされています。

環境を変える必要があるときは、最初は短期間泊まるだけにするなど、少しずつ変化に慣れてもらう工夫をしましょう。

介護者 相談

「介護疲れ」から、ケアをする方がうつ病にかかる場合もあります。自治体の高齢者担当課や地域包括支援センターや、認知症カフェを利用することも視野に入れましょう。

また、以前介護疲れの対応について述べました。さらに、特に「介護疲れがひどくなる場合」を開設しました。ご参考に

なお認知症疲れで施設をお考えの場合は、以下の施設をご利用ください。
さまざまな相談に乗り、ベストな方法を探してくれると考えます。
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ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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