高齢者 気楽に生きるための断捨離

断捨離(だんしゃり)が流行っていました。
身辺の要らないものを処分することで、生活がしやすくなるのと同時に運気も上がるなどと言われました。

高齢になると、若い頃には見られなかった様々なしがらみが発生します。
それがいつの間にか重荷のように、ずっしりと両肩にのしかかり、「こんなしがらみないほうが良いのに」と思いつつ、お付き合いを続けたりします。

高齢になったのだから、もっと楽に、自由に生きられて良いはず。
今日は、そんな「しがらみの断捨離」についてお話します。

〇本日のテーマ  
 
高齢者 しがらみについて

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・青い文字は、過去の記事へリンクしています。

もっと気楽に生きていいじゃない? 

人間長く生きていると、腐れ縁が続いて、「もう会いたくない」「もうしたくない」と思っても、「何か悪い気持ちがして」続けている・・そんなことはないでしょうか?

会いたくない友達は会わなくて良い

自分の人生の残り時間を考えてみます。もしかしたら、あと30年生きられるかもしれない。でも、もしかしたら5年? もしかしたら2年?こればかりはよくわかりません。

ただ、若い頃と違い、人生の終わりが近づいているは確かです。

そんな大切な時間を、会いたくない人と会って無駄に過ごすことは、実にもったいないことだと思います。それよりも大切な人と過ごすことのほうがずっと大事です。

「大切な人と時間がある」とか、「自分の貴重な時間を有意義に使いたい」なら、会いたくない人との時間を断れば良いのです。

ただ、波風が立たないように「予定がある」などと、遠回しに断りましょう。

滅多にやり取りのない人の冠婚葬祭

礼儀から冠婚葬祭に出かける人がいますが、お金と時間を懸けて、余りお付き合いのなかった人の、冠婚葬祭に出ることは、控えたほうが良いこともあります。

本当に心から偲(しの)んで、「お悔やみを言いたい」「(亡くなられて)送ってあげたい」「お孫さんの結婚式を祝ってあげたい」などの気持ちがなければ、無理をしての出席は控えるのが良いと思います。

ただ、「自分は、それでも冠婚葬祭が大切」という方は、自分の生き方があると思いますので、それはそれで継続をしても良いと思います。

ただ、それが重い負担に感じている人は、無理をするのは控えるのがよろしいと思います。

つらい宴会は、上手く理由をつけて

酒のお付き合いや、一緒にご飯を食べることも、自分が負担になっていたら場合は、そっとお断りするのがよいですね。

楽しくて、会話をしたいのなら、お酒を飲むことはとっても心のリフレッシュに良いですが、そうでなければ、上手にことわりましょう。

ただ、後々、波が立つようなことわりかたをすると、お互いに気まずくなるので、注意が必要です。

まず、自分が楽しいか、負担になっていないかが、基準になります。

義理の年賀状を出すのを控える

人によっては年賀状を100枚も200枚も出す人がいます。
年賀状を出さなければならないという気持ちに駆られて、つらい思いをすることになります。

今は、スマホのラインなどの便利な機能があります。少しの操作で、高齢の方も操作の仕方を学ぶことができます。
実際に、私の知り合いの85歳の女性も、ラインの操作を覚えて、上手くやっています。

また、ラインを操作しなくても、自分の好きな時に好きな人に手紙やはがきを出す気楽さがあると、心が楽になります。

年賀状に、「高齢のため、来年からの年賀状を控えさせていただきます」との一言を告げると良いかもしれません。

 他人の自慢話の同窓会は欠席を

同窓会に出席して、結局、聞きたくない他人の自慢話を聞かされて、終わることがあります。
そのようなは、何も無理して、同窓会などに出なくても良いのです。

また、他人の愚痴(ぐち)をずっと聞かされて、イヤな思いをすることがあります。
家族のいざこざや、近所の人間関係を、わざわざ報告するように言ってくる人もいます。

本当に自分の級友にあって、昔を懐かしんで、良い酒(ジュース?)を飲んだりすることが大切です。
自分が楽しめるかどうか、義理で出席をして嫌な思いをすることはないのです。

ただ一言。人間関係を断捨離して、すっきりと生きるのは大切なことですが、それによって、他者とのつながりがすっかりなくなって、孤独になったり、引きこもりになったりすることは避けなければなりません。

自分の好きな趣味の集まり、大好きな家庭菜園等、他者とのコミュニケーションを自然に取れる方法を探すのも良いでしょう。
人生、工夫が大切です。

夫婦同じ寝室で寝なくても良い

寂しがりやの人は、夫婦で同じ寝室で寝ることをお勧めしますが、そうでなければ、いびきや歯ぎしりで眠れない人がいたら、別々に練ることをお勧めします。

また、夏のエアコンの温度が体に合わなかったり、自分の思い通りに、ぐっすりと眠ることはとても大切にな事です。

7時間睡眠が長寿の秘訣です。余り無理をせずに、その辺りは割り切って、体の事を考えてもよろしいと思います。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク