
一昨日、昨日に引き続き、高齢者の生活の改善について述べていきたいと思います。
ご参考になるところは、ご参考にしてご利用ください。
昨日、「固定電話」「インターネット」「テレビショッピング」「大掃除」「家族との同居」「投資」についてお話ししました。
高齢者の方がこだわりがあって、それを続けると思うならば、それはそれで、続けられればよいとおもいます。
例えば、「家に固定電話がないと、なんか気になる」と思う人は、そのまま固定電話をご利用されれば良いと思います。
もし、そうでなければ、昨日解説したように、一度考え直してみるのも手です。
本日は、家事を中心に生活改善を解説したいと思います。
〇本日のテーマ 高齢者 生活
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・青い文字は、過去の記事へリンクしています。
生活を見直して 快適に(その2)

洗濯の干す・収納を一体的に
手が良く動かない時に、洗濯ものを畳む行為はとても大変です。また、収納するところを間違えたりすると、着ようとする時に「あれ? ない」と探さなくてはなりません。
それよりも、ハンガーにそのまま掛けて、そのまま干して、そこから着るようにすれば、一挙に解決です。
上着も下着も、ズボンもそのまま、ハンガーにかけてしまって、そのまま干せば良いのです。
着替えの時にハンガーから取って、着て、洗濯機に入れるので、手間もはぶけます。
「そんなことだらしない」と思う方は、今まで通りのやり方でやって、そうでなければ、考えてみるのも良いかもしれません。
ただ、ハンガー干しの場合、良くシワを伸ばして干すと、アイロンがけも意外と必要ではありません。
ハンガーでなくも、洗濯物干しスタンドを買ってきてもよいかもしれません。下着とか見られると恥ずかしいと思う人は、洗濯物干しスタンドで、見えないところで干すのも良いでしょう。
この場合は、ワイシャツ等のしわ伸ばしが必要なものはハンガー、それ以外はスタンドと決めて行えば良いでしょう。
普段着を5着以内に限定する。厚手のタオルは使わない
下着を含めて、普段着を5着以内と限定して、一週間に2回洗濯をすると決めて置けば、洗濯の量がそれ程増えません。
また、厚手のタオル(バスタオル)などを、使うと、意外と洗濯物が増える要因になります。
厚手でない大きめのタオルなどを使うと、体もふきやすいです。
上に5着と書きましたが、人によっては、3着でも良い人もいらっしゃるでしょうし、庭いじりをする人がいたら、もう少しの普段着が必要とおもいます。
負担を減らす分量を考えてみると良いと思います。
ご飯。毎日、毎回作らなければいけないですか?
毎日の結構な負担はご飯作りですね。自分一人でいる場合は、簡単に済ませてしまうのですが、パートナーがいる場合は、ご飯作りをしなければなりません。
また、しょっぱい物を作ってしまうと、すぐに血圧が上がったり、体が不調になったります。
そんな時、無理をしないで、血圧など健康に配慮した弁当を取ったらどうでしょうか?
それによって食事作りから開放され、自分の時間を有意義に使えば良いと思います。下にお勧めを張っておきます。
柔らかく作られています。また、「高血圧コース」「糖質制限コース」「腎臓保護コース」「栄養バランスコース」などの食事もあります。クイックして、左にあります。

もし、毎回、宅配を食べるのが、気がひける方は、一日一食だけ宅配にして、後の食事は、納豆、魚、ご飯だけの簡単なものにするとか、工夫ができると思います。ご利用ください。
一週間で家全体を掃除する感覚で
高齢者になると掃除をするのもやっとになる場合があります。
肩や腰が痛くて上がらない、曲がらないなどの不便がでたり、体つらくて億劫(おっくう)になったりします。
ならば、毎日、家じゅうの部屋を掃除することは諦めて、1日1室、または2・3日で1室と決めて、ゆっくりと行うことが良いでしょう。
要は1週間で全ての部屋を掃除するという感覚ですね。
後は汚れが目立つところだけを掃除機で吸ったり、雑巾(ぞうきん)で拭いたりすればよいですね。
また、掃除をする際は、好きな音楽をかけながらやるのも良いかもしれません。
工夫次第で、掃除も心地よい物になります。
そのマットや、絨毯(じゅうたん)必要ですか?
キッチンマットや、玄関マット、さらに、カーペットや絨毯(じゅうたん)を敷いているお宅が結構いらっしゃると思います。
その部分の掃除はどうでしょうか?
スムーズに済むならばそれはそれでよろしいですが、結構、マットや絨毯(じゅうたん)などが思い通りに掃除ができなかったり、それを洗ったり、干したり、また敷いたりで、結構重労働の場合あります。
また、マットにコーヒーをこぼしたり、ペットがおしっこをしたりで、大変な場合があります。
ならば、いっそうのこと、使わないと決めて、すっきりと使ったらよいと思います。
足の裏が寒々しいと感じるのであれば、靴下を常時履くのもよろしいかと思います。
また、あまりに重労働で面倒くさくなった、マットや絨(じゅうたん)はダニなどのすみかになります。スッキリとしたフロアーも住みやすいものです。
その孤独は、不幸ですか、幸運ですか?
知り合いに、娘さんの家族と同居をする人がいました。
当初は、楽しそうにしていたのですが、日が経つにつれて、「1人暮らしが良かった」といいます。
実は、孤独でいたのは、不幸でなく、「孤独を楽しめる」「誰からも束縛されずに暮らす」ということができたということに気が付きました。
結構、私の身の回りに、同居して、「つらい思いをいらっしゃる方」がいます。
孤独は恐れなければ、意外と自由を楽しむことができます。
ただ、そうとは言え、近くのお年寄りの集まりなどに出席されて、他者とのコミュニケーションを忘れないようにしてください。
認知症予防にも、人との交流は時に大切です。