
昨日は、家事を中心に話をしました。
例えば、毎日のご飯。毎回作るのが大変な時や、高血圧や、糖質制限などをされている方は、思い切って、おかずなどを取り寄せることなどをお話しました。
ご紹介している楽な方法は、どうしても「しっかりとやりたい」とか、「手抜きはしてくない」と言う人は、それはそれで大切なことなので、その通りに行えばよいと思います。
ただ、もう少し、楽をして、時間を有意義に使いたい人は、ご参考にしてください。
〇本日のテーマ 高齢者 生活 住居
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・青い文字は、過去の記事へリンクしています。
高齢者の方の住居について
住宅のリフォームに関して
業者は様々な情報を得て、高齢者のお宅に「リフォーム」をするように、セールスをしかけてきます。
「バリアフリーにしないと、転んで大怪我をします」とか、「手すりを付けないと、やがて階段を上っていけなくなります」等々、攻勢をしかけてきます。
リフォームをする高齢者の年齢が、例えば、75歳を過ぎていた場合、何百万を掛けて、リフォームをするのがお徳かどうかをよく考える必要があります。
リフォームをして、10年経つと平均寿命を越えるのであれば、リフォームにお金をかけるよりも、旅行とか、自分の好きなことにお金を費やすのがお得です。
雨漏りや、外壁がはげ落ちたりした場合は、リフォームが必要でありますが、例えば、「そのバリアフリーは本当に必要ですか?」と一考を持つ必要があると思います。
いつも、台所の過度に足をぶっつけているのは、段差じゃなく、歩き方のせいでは? また、段差があって、つまづいて大怪我をしますか?
大怪我をするならば、バリアフリーは必要ですが、そうでなければ、大切な財産をもっと違うところに使うことのほうが有意義です。
セールスがうるさく、しつこい場合は、一昨日述べましたが、固定電話を取り去っても良いと思います。また、電話に出ない。さらに、成人されたお子様に変わりに出て断わってもらって良いでしょう。
その住み替えは必要ですか?
何か年を取ったら、住み替えをしなければならない。そんな気落ちになられる人もいるかも知れません。
一軒家に住んでいた人は、家の手入れなどができなくなってきて、小さなマンションに変わろうとあ、思ったりする人がいます。
特に、雪国に住む高齢者は、冬の雪かき(雪捨て)が大変で、一戸建ての家を手放す人が結構いらっしゃいます。
でも、今まで住んでいたところを離れて、新しい環境で住むことは、大きなストレスになり、人によっては認知症を発症したりします。
どうしても、引っ越しをしなければならない時は、依然と生活を同じにするエリアや、家族や親族が多く住んでいる場所がよろしいでしょう。
老人ホームへの移動、メリット・デメリットを考えて
体が弱ってくると老人ホームに移り住むことも選択肢の中に入ってきます。
ただ、やみくもに老人ホームへの移動を考えても後悔することがあります。
必ずメリット・デメリットを考えましょう。
【本人のメリット】
●老人ホームの場合、家族以外の人と会話や、接触の機会が多くなる。
●イベントなどから、生活の変化があり、刺激となる。
●介護の専門家の質の高いサービスが得られる。
●実の子供でない家族に介護を頼みにくかった心苦しさがなくなる。
【本人のデメリット】
●入浴、排せつの介助を他人にされるストレスが発生する。
●家族から離れて、孤独を感じることがある。
●集団生活をするので、気ままに過ごせないことがある。
●住み慣れたところから離れなければならない。
【家族のメリット】
●老人ホームに入ったことで、心身の負担が軽くなる。
●老人ホームのほうが専門家による介護を受けられる。
●何かあった場合、24時間体制で、対応できる。
【家族のデメリット】
●老人ホームに入ることで、費用の負担がのしかかる。
●いつも気ままに会うことができなくなる。
●(場合によって)老人ホームに入れた罪悪感がある。
●すぐには入居できないこともある。
メリットとデメリットを考えた上で、まだ、体が動くようであれば、やはり自宅で過ごすのがベターと思います。
ただ、様々な理由があって、老人ホームに移り住まなければならない場合は、資料を取り寄せて、良く検討をされる必要があります。