高齢者 看取り 在宅

昨日はグループホームにおける看取り、さらには、在宅での看取りの話をしました。

いずれにしても、介護を受ける方の意志の尊重することが大切になります。

その上で、医療、介護の体制が整っていることが必要になります。

グループホームでの看取りの場合は、単に利用者やその家族の問題と言うよりも、グループホーム全体の看取りとなります。

看取りは、人の尊厳に関わるとても重要なことであることを認識してこと当たることが大切です。

本日は在宅での看取りのあり方の続きです。

〇本日のテーマ  
 高齢者 看取り 自宅

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

自宅 看取りの条件

2015年の解像度保険法の改正により、自宅での看取りができるようになってきました。

昨日も述べましたが、条件として、

● 本人・家族が「自宅で最期を」という意思

● 在宅医や訪問看護などが整っていること

● 家族や介護サービスによる介護力

● 医療と介護の24時間体制が可能なこと

なかなか、これらの条件をそろえるのが難しいことから、在宅で最期を迎えるのを避けることが多いです。

ただ、それでも多くの高齢者が自宅で最期を迎えたいとの思います。

何とか、条件をそろえて、高齢者の思いを叶えたいと想う家族も増えているのも事実です。

条件を揃える方法として、地域包括センターにいき、看取りに詳しいケアマネージャーを探してもらいます。

また、在宅医も紹介してもらうとよいでしよう。

また、市町村には「在宅医療相談」や「在宅医療介護連携」などの窓口があるので、問い合わせてみるのも方法です。

いつ、自宅に戻るか?

まず、医師やケアマネージャーとよく相談することが大切になります。

最終的には医師が判断することになりますが、だいたいの目安として、高齢者の方が食事を取れなくなった時が一般的です。

ただ、家族としては、高齢者の方に最期として、いろいろ食べさせてあげたいと思い、食欲のあるうちに自宅へ戻したいと思います。

そうすると、食事をはじめ、様々な負担が家族にかかってきます。その辺りも含めて、医師会やケアマネージャーの相談することが大切さです。

終末期の分類

日本医師会によると、終末期の分類は以下の通りになっています。

●前期・・半年まえから数ヶ月の時期
痛みの緩和、症状の緩和、精神的な支え、家族相談などなどを利用する。死の受容を考える。

●中期・・数週間の時期
高カロリー輸液の減量、停止。ステロイドの使用。日常生活の援助、宗教的な配慮。悲嘆を覚えるので、心の準備が必要。

●後期・・数日前の時期
混乱を避けるための鎮静剤、痛みに対する鎮痛剤の投与。他の家族の疲労への配慮。

●臨終・・直前の時期
人間としての尊厳を保つことの配慮。て朝などの身体に触れる、髪の毛にさわるなどの言葉でないやりとり。医師から死を迎える前の説明を受ける。

終末期の看取りは、介護を受ける人と向き合い、支え合い、寄り添うことが大切です。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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