
昨日は施設を選ぶ際に、まず、用意できる資金、さらに、介護をうける方の施設へのこだわりについてのべました。
資金について言えば、貯金の中から予備費、入所に対しての一時金を別枠に取っておきます。
そこから月々の貯金切り崩しを計算して、介護を受ける方の年金とプラスをして、月に出費できる介護費を計算します。
その上で、介護を受ける人のこだわりを聞き、それを入所の条件として加えられるかの話をしました。
本日はいよいよ介護施設に問い合わせて、施設を探すことを解説します。
〇本日のテーマ 老人ホーム選び
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
自治体などの紹介施設
施設を探す時、インターネットなどで、自治体が紹介している施設紹介をみるのが一つの方法です。
市町村も、また、都道府県でも施設を紹介している場合があるので検索してみましよう。
いろいろな物件がでてきますが、まず、写真を見て、次に予約をして見学にいくか、施設一つひとつを自分で見つけるという形になります。
事前に用意したこちらの条件を見ながら、施設に問い合わせるか、パンフレットを取り寄せるなどをすることになります。
つまり、こちら側が「条件にあったところを探し」「取り寄せ」「見学をする」ということをする必要があります。

老人ホーム紹介会社
民間の紹介業者を利用する場合は、こちらの条件を述べると、相手が探してくれるというメリットがあります。
ただ、民間の業者なので、利益を目指して行っていているので、公平な目で、紹介されないことがあります。
そこを理解して、施設を紹介してもらう必要があります。
具体的には複数の紹介機関を紹介してもらうと良いでしょう。
また、場合により、複数の民間業者を利用するのも手です。
「親戚や、家族で最終検討するので、その資料として、条件に見合う施設を複数ご紹介ください」と頼んで見ましょう。
民間業者がこちらの条件にあった施設を紹介してくれるので、こちらは、その中から選ぶだけというかなりの労力が省略されます。
また、間違いも減ってします(ただ、思い違いや、間違いがないように、条件等を何度も確認をしてください)
注意する点として、有料の紹介業者に頼むとお金をその度にとられるので、無料の紹介業者かをしっかり確認をしてください。
紹介業者もできれば、物件が多く実績のあるところがよろしいでしよう。
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資料が集まった後は、いよいよ絞りこみ
何度もいいますが、資料を集めて、絞りこむという作業は、介護を受ける方の要介護が上がって、忙しい思いにとらわれたり、介護する側が疲れて果ててしまったときは、資料集め、絞り込みは難しくなります。
なので、それが起こる前に、将来起こることを予測して、計画的に行うのが良いと思います。
アルツハイマー型認知症の時は将来何が起こるか? レビー小体型認知症の時は? 脳血管性認知症の場合は? 前頭側頭型認知症は?
事前の知識がものを言います。
介護を受けている方や、家族の希望する条件にぴったりと合致しなくても、納得できる範囲で合致しているか、料金が納得いくものかをよく検討する必要があります。
また、この時に、兄弟姉妹等など、近親者とよく話し合っておくことが必要です。
上手く言った場合は良いのですが、思ってもいない事態起こった場合、話し合いがなされないと、「お兄さん(弟さん)が勝手に決めたから、こうなったんだ!」ともめることあります。
兄弟姉妹の人間関係が悪くて、それが原因で意見が分かれる場合は、経緯をよく話し、代替案を出すように話すのも方法です。