高齢者 認知症 初期の予防(その2)

昨日の「脳のトレーニング」を、知り合いのお年寄りの方(女性:86歳)にやって頂いたところ、とても楽しくやって頂いたことがありました。

右手(利き手)VS 両足のじゃんけん決闘、でした。右手が負けるか、両足が負けるか。

●まず、右手を頭の上に上げて「グー」、「負ける」ように「足でチョキ(前後に開く)」

●次に右手を頭の上に上げて「チョキ」、「負ける」ように「足でパー(左右に足を広げる)

●最後に右手を頭の上で、「パー」、「負ける」ように、「足をグー(両足を閉じる)」

女性の方は、両足が負けるようにするのが「勝つように」動いたりします。「足チョキ」が「足パー」になったり、いろいろと間違えます。

試行錯誤の結果、何度かやっているうちに、ゆっくりながらできるようになりました。
楽しそうで、「さらに早くできるように」家でも練習をしました。

最近は、物忘れが以前より少なくなり、とても快活な日々を歩んでいます。

本日は、睡眠や生活の工夫、それと昨日とは違う「脳のトレーニング」のお話をします。

〇本日のテーマ  
 
高齢者 認知症 初期の予防 その2

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・青い文字は、過去の記事へリンクしています。

高齢者 認知症 初期の予防 その2

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昨日は「生活習慣病の予防」「脳トレの勧め」「サプリの勧め」を述べました。これは、そのまま実行することをお勧めします。

その上で、生活上の注意を簡単に解説していきます。

【歯を大切に】

アルツハイマー型の認知症の方の脳で歯周病菌が見つかったとの報告もあります。
どのように、影響を及ぼしているかは、今後の研究を待たないといけませんが、何らかの関係がある可能性が多いです。

また、単に歯周病菌だけでなく、健康な歯が失われていくと、物を不自由なくかみ砕くことができなくなります。
物を食べる時に口を動かすことは、脳の血流を増大させることにつながります。

入れ歯による修復を含めて、歯を失うことにご注意ください。
そのために、定期的に歯医者に通い、歯垢(しこう)を除去をすると良いでしょう。また、その際に歯茎(はぐき)の健康チェックを忘れずにしてもらうとよりベターです。

また、指先をキレイに洗って、歯茎マッサージを1日数回やる習慣をつけてください。

一例ですが、80歳を過ぎても健康な歯を保っている人を何人か知っていますが、その人たちは、歯磨き後、リステリンなどの口の清浄液を使ってうがいをしていました。
そのような方法もあります。

【睡眠の質を保つように】

1.睡眠時間
米国の研究によると、長寿の睡眠時間は7時間前後とされます。この時間がキープできない場合は、睡眠のポイントは「起きる時間を決めること」とされます。

例えば、午前6時に起きるのであれば、午後11時には寝るようにします。
上手に調節をしてください。

2.ストレスの処理
また、ストレスをためないで寝ることが大切になります。ストレスが強くかかってくる場合は、眠りを阻害する場合があるので、ストレスを一度、家族や友人に話して、うっぷんを晴らしましょう。

独り暮らしで、話す人がいない場合は、ツイッターやラインの操作を覚えて(知り合いの女性は、85から覚えた人がいます)、親しい人とのやり取りをするのが良いでしょう。
また、スマホで「かけ放題プラン」にして、料金を気にせずに話をするのも手です。

3.体内リズムの調整
睡眠リズムを取り戻すのは、「朝日を浴びること」「朝の味噌汁を飲むこと」とされています。
睡眠は、夜メラトニンという物質が多く出ると、睡眠の質が向上します。
メラトニンは、トリプトファンという味噌に入っている物質を材料にします。

朝食べると、トリプトファンが夜寝る頃にメラトニンとなり、安眠を助けます。

4.昼寝の時間
昼寝をしすぎると、夜ねむれなくなったりします。
このような状況を回避するためには、睡眠時間を30分以内に収めるのが良いでしょう。
30分以内の睡眠で、エネルギーがチャージされます。

30分だと昼寝でも寝足りないこともあろうかと思いますが、思い切って起きて、10分ほど経つと、頭がはっきりしてきます。

 【テレビを見るのを減らし、積極的な態度を】

 

脳を活性化させるためには、積極的に会話をするとか、知識を得ようとするとか、物事を理解しようとすることが必要です。

テレビを見て、映像をぼんやり眺めていると、この積極的な態度がないために、脳の活性化がみられません。
テレビを継続的に見ることは、認知症にかかりやすい状況になると考えられます。

そこで、テレビを見る時間を減らして、他者と会話を楽しむとか、趣味を行うなどの積極的な行動が大切と考えます。

会話をする人や趣味がない場合は、読書をしたり、新聞を読んだりして、知識や情報を吸収するように心がけてください。

 
今日の脳トレ(耳マッサージ)

今日の「脳トレ」は、体をうごかすのではなく、耳マッサージをお伝えします。
やり方は簡単で、実際に行うと、脳に血流が流れていくのが自覚されると思います。

まず、両耳の耳たぶを親指と人さし指で、モミモミもみます。
次に耳たぶの少し上をモミモミします。
さらに、その上と言うように、段々とモミモミをあげています。

強さは自分で「まあ、良い気持ちだなー」と思う程度でOKです。長さも「まあ、もんだかなー」という程度の長さでいいです。人によって違うと思います。
ただ、痛みが残ったりしないようにしてください。

このモミモミをやって、1分ほど経つと、脳に血流が流れていることを感じてください。

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ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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