
昨日は、耳をモミモミしてマッサージすることを解説しました。
この方法も近所に住む女性(80歳)に教えて、二人でやってみました。
女性は耳をマッサージした後、「血が頭の中に流れているが分かる」と嬉しそうにしていました。
根気よく行って、以前より物忘れが少なくなったと述べていました(もちろん個人差はあると思います)。
今日は、食事の際に気を付けることをお話します。
「脳トレ」は違ったメニューをお伝えします。
〇本日のテーマ
高齢者 認知症 初期の予防 その2
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・青い文字は、過去の記事へリンクしています。
高齢者 認知症 初期の予防 その2
認知症に陥らないための(または、進行を遅くするための)食事の細かいメニューは、後日お伝えします。
本日は、どのような方向で食事などを勧めていけばよいかを解説します。
1.炭水化物(糖質)減少、タンパク質増加
食事の方向性としては、「炭水化物(糖質)を減少させ、タンパク質を増加する」といういった食事を心がけるようにすると良いでしょう。
ただ、炭水化物も身体には必要なものなので、極端に量を減らすことがないように注意が必要です。研究者によっては、割合として、炭水化物を2割、脂質を4割、タンパク質を4割とする人もいます。
食事の仕方としては、軽く盛ったごはん1膳を心がけると良いかもしれません。
2.納豆の勧め(ただし、血液サラサラ薬に注意)
工夫として、脳梗塞(のうこうそく)を防止するために、納豆を夜ごはんに食べることが良いでしょう。
納豆の酵素(ナットウキナーゼ)は、食後5時間程度で、血液をさらさらにするので、夕食の時の納豆が、夜中(一般に午前1時から5時頃)に多い、脳血栓の予防につながります。
ただ、バイアスピリン等の血液をさらさらにする薬を飲んでいるときは、納豆を食べる等を医師と相談してください。
3.卵、シジミを食べる
卵とシジミは必須アミノ酸を含んでいるといわれています。
この2つは、効率よくタンパク質をとれます。
またシジミは、鉄・葉酸・ビタミンB12などが含まれ、貧血予防の効果があります。また、ストレスホルモンを抑制するオルニチンも睡眠の質を良くし、目覚めの改善に役立ちます。
さらに、カロテンβが含まれて風邪予防や、マンガン、コハク酸、オルニチンによる疲労回復が図れてます。実に体に良い食べ物です。
4.カシューナッツはガンを予防
カシューナッツのビタミンB1は糖質の代謝、脂肪燃焼を促進します。これにより、疲労回復効果が望めます。
また、オレイン酸は、整腸効果があり、便の通りを良くする働きがあります。鉄が多く含まれていることから、貧血予防にも役立ちます。
さらにリンが含まれていることから、骨粗しょう症を予防できます。
また、ガンの原因になる過酸化脂肪を作りにくくする働きがあるとします。
ただ、カシューナッツに限らずに、無塩のナッツを食べることは健康良いです。
不飽和脂肪酸が生活習慣病の予防に役立つとされます。
5.サプリメントを有効に
ビタミンCと、マルチビタミン(総合ビタミン剤)の組み合わせを実行している人が周りにいて、健康に過ごしています。
ただ、医学的な根拠は分からないので、なるべくなら市販のサプリを活用(出来る方は)したほうがよろしいと思います。
認知症予防のサプリを貼っておきます。(脳の機能の回復に )
【深呼吸エクササイズ】
これは経験からですが、禅僧とかあまり認知症にかかっている人を見たことがないです(私は結構、禅寺に出入りしています)。
いろいろと考えると、座禅の際の、複式呼吸が原因ではないかと思っています。
脳の血流を増やす方法として、複式呼吸法があります。
やり方は、次の通りです。
●「みぞおち」に両手を開いて置きます。両手は重なっても良いです。
●鼻から息を吸って、5秒かけて、ゆっくりとおなか一杯に空気をいれます。
手のひらの下のお腹が膨れるのを実感してください。
●次に口から息を7秒かけて、ゆっくりと出していきます。
すべての空気を吐ききって、手のひらの下のお腹がくぼむのを感じます。
●最後に吐ききった状況で息を5秒止めます。
あまりやりすぎるのはよろしくないので、1・2回がお勧めです。ただ、テレビを見ながら、料理を作りながら等、日常のあらゆるところで思い出しては行ってください。
耳モミと行うと効果がより高まります。高血圧の人は血圧に注意をしてください。