高齢者 ゴミ出し問題

昨日は高齢者の匂いと、その対策について述べました

加齢とともに、皮脂中のパルミトレイン酸という物質の分泌が増えます。また、一方で、皮脂が酸化して過酸化脂質も増えます。

パルミトレイン酸と過酸化脂質が結合し、加齢臭の元である物質のノネナールが生み出されます。

ストレスを少なくして毎日を過ごすとか、生活習慣を見直すのが一つの方法です。
また、対人関係が気になる人は、スプレーやクリームを使う方法もあります。

〇本日のテーマ 高齢者 ゴミ出し問題

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

高齢者 ゴミ出し問題

高齢者 ゴミ出し できない

身体がうまく動かせない高齢者が困ることが「ゴミ出し」です。サイコぺニアなどにより筋力が衰えたり、膝の痛み、さらに骨粗鬆症での骨折、腰痛、関節リュウマチなどの理由から、このような事態に陥っています。

ゴミの分別にも力を要しますが、ゴミ出しの場所に持って行くことも高齢者によっては困難を伴うことがあります。転倒の危険もあります

新聞やダンボールなどは重たくて、ゴミステーションまで運ぶのは重労働になります。また、曜日を間違えたり、忘れてしまったり、思い出して持っていくと、ゴミ収集車が出た後で、仕方がないのでもって帰ったなどがあります。

高齢者が認知症などに陥っていると、ゴミを出す時刻や曜日などを忘れたりしてしまいます。

何らかの対応をしなければ、家のなかがゴミだらけになって、高齢者の方が健康を害することに繋がっていきます。

環境省によると、令和3年度時点で、およそ3割半の自治体で、高齢者のゴミ出し支援が導入されていて、現在広がっているとのことです。
自宅のある敷地内にゴミをまとめておくと作業員が持って行ってくれるとのことです。

自分の自治体の状況が分からなければ、担当のケアマネジャーや、地域包括支援センターに問い合わせると教えてくれます。

日本の25%が65歳以上の高齢者だけの世帯です。毎年、増加の一途をたどっています。また、一人暮らしも多くなっています。
また、地域の人間関係のつながりがなくなって、近所の助け合いも徐々になくなってきています。

高齢者 ゴミ出し 問題

高齢者がゴミ出しに関わって、次の様な困った状況も起こります。

①高齢者が無理にごみ出しをして、転んで怪我をする危険性
②ごみ出しができなく、不衛生になったり、ごみ屋敷になります。
③認知症などから、曜日や分別を守らずに、集積所のごみが散乱します。
④週末だけに来る家族など、収集日でない日にごみを出してしまう。
⑤集積所の散乱や、ルール無視から住民とのトラブルになったりします。

高齢者 ゴミ出し支援

高齢者 ゴミ出し サービス

ごみ出し支援は、全国で始まって、約4分の1の自治体が高齢者のごみ出し支援を行っているとの報告もあります。

その多くは、自治体の収集員がごみを回収するものです。また、ごみを回収の際に、高齢者にとひと声かけ、高齢者の見守りも兼ねて、調子が悪い時は、家族への連絡や、救急車を呼んだりします。

高齢者 ゴミ出し ボランティア

ある地域では、小学校高学年や中学生が高齢者のごみ出しを手伝うところおあります。登校の途中で高齢者の自宅(玄関先)から集積所までごみを運んだりします。

高齢者にとっては、子供たちが手伝ってくれるのが嬉しく、生活のハリにもなります。また、生徒もボランティアを実践し、他人の気持ちがわかる人間に成長したり、人の役に立つ大切さを覚えるきっかけになります。

このように、高齢者のごみ出し支援は、ゴミ問題を解決するだけでなく、使い方で高齢者の見守りになったり、地域の活性化の役割を果たしたりします。

高齢者福祉を推し進め、安心かつ安全な地域づくりにもなっていきます。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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