高齢者 交通難民

昨日は免許の返納を述べました。

日本人の返納時期の平均は、73歳前後とされています。
左右のウインカーを間違えたり、カーブをスムーズに曲がれなくなっている、車庫入れのときに、こすってしまう、などがみられたら、年齢はともかくも、一度返納を考える時期かもしれません。

ただ、地方に住んでいて、免許を返納すると途端に買い物に行けないなどの生活の不便さにぶつかります。

近くに商店などがない場合は、生活が困難になります。そのような状況が免許の返納を遅らせていると聞きます。

本日は交通難民の話です。

〇本日のテーマ 高齢者 交通難民

〇記事の信頼性ら 高齢者 免許証返納

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。 

高齢者 交通難民

日常の交通手段が、とても不自由な状態に押しやられている人を交通難民といいます。

具体的には、交通手段を持たず、移動には公共交通に頼るしかなく、その公共交通手段がなくなると、移動手段がなくなる人です。

公共交通の不十分な地方なので、自動車を運転しない高齢者などが交通難民になりやすいです。

人口減少により、公共交通は路線の廃止などに追い込まれます。すると、この問題が大きくクローズアップになります。

似たような形態に「交通弱者(買い物難民)」というものがあります。

買い物難民とは、車がなく、バスなどの公共の交通機関もないため、生活のための買い物を自由に行くけない人です。

このような事情から、宅配や、移動販売車のサービスが行われているところもあります。

交通難民とは

交通難民がと出現する原因には、大都市への人口の集中と、地方の過疎化があげられます。

バスや電車を利用する人が減り、それぞれの公共交通機関の採算が取れなくなってきました。

そのために、路線の廃止などが行われていることになります。

では、車に乗ればよいのでは、と思いがちですが、地方は高齢化が特に進んでいて、若者があまりいない町もあります。

そうなると、高齢のために事故が怖くて運転できないなどの問題がでてきます。

公共交通機関がない、車が運転できない、このような状況が生み出されていくわけです。

また、ショッピングセンターなどは、郊外にあって、自分の家の近くにはなく、そこまで行く方法がないのが現状です。

少子高齢化が進み、地方の町から若者の働き手がいなくなると、ますますこの状況は進んでいくこと考えます。

増え続ける地方部の交通難民の問題を解決するために、各地域ではさまざまな取り組みが実践されています。

解決の試み

コニュニティバス

交通難民を救うために、自治体が「コミュニティバス」を運行させるところがあります。自治体が運営するために、運賃は無料、または、安価に設定されています。

また、大型のバスでなく、地域の実情や乗る人数に合わせて、車の大きさを変えて、細い路地なども入ってきて、お年寄りの家の近くまでやってきます。

最近は、運転手不足から自動運転技術を駆使して運行するとのニュースも聞くことがあります。

荷物混在バス

バスは人、荷物はトラックという区別をなくして、バスが人と荷物を運ぶと、燃料費や人件費がせつやくできることになります。

排気ガスも半分ですむし、様々な意味でコストや環境にもよろしいです。

乗り合いでタクシーでの買い物

その他、乗り合いでの買い物、また、若い人にお願いして、週一回の買い出しの運転等、何とか工夫ができるところはしてもらいたい思います。

また、最近はネット販売などを活用して、物を買う人が増えています。送料がかかる場合がありますが、うまく活用して、買い物を遂げてください。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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