高齢者 免許証返納

昨日は、アルツハイマー型認知症の早期発見の大切さをのべました
アルツハイマー型認知症そのものへの治療法は現在確立されていません。

ただ、早期に発見して対応をすると、進行を遅らせることが可能です。
早期の行動を把握して対応をすることが大切です。

本日は、高齢者の車の免許の返納についてです。

〇本日のテーマ 高齢者 免許証返納

〇記事の信頼性ら 高齢者 免許証返納

記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。 

高齢者 免許証 返納

ここ数年、高齢者の自動車の運転手で、アクセスとブレーキの踏み間違えの事故のニュースが時々報道されます。

認知症の初期の症状が現れた場合はもちろん、その他、見当識障害が現れた場合は、返納を一度考える時期かもしれません。

ある研究によると、高齢者者は、とっさの事態で、運動のエラーを起こしやすいとの報告もあります。

また、エラーを起こした際に、神経が興奮しているので、修正をするのが難しいとも言われます。

さらに、神経の興奮のほかに、突然の音がなると、エラーを喚起しやすいとされます。

つまり、自動車に乗り込んで、何かしらの理由で、神経が興奮している状態、または、不意の音に踏み間違いなどが起るとされます。

神経の興奮は頭がカッカする状態から、落ち着かない状態など、様々な状況が考えられます。強いストレスを受けているときなども普通の状況ではありません。

さらに、高齢者はエラーを起こすと、すぐに修正がきかないことが上げられます。

つまり、ブレーキとアクセルをふみ間違えた時に、すぐに正しく踏み直しをすれば良いのですが、その修正が容易ではありません。

つまり、高齢者の場合、慌てて、かえってアクセルを踏んでしまいます。

このことから、落ち着いて静かな状態で、運転をすることが求められますが、運転をすると、神経の興奮や、騒音はつきものです。

なので、高齢者の方は、自分がそのような状態では、エラーを起こしやすいことを知る必要があります。

また、知識としてアルツハイマー型認知症をはじめ、レビー正体型認知症などのの基礎知識を知っておくことも有用です。

いつの間にか認知症に陥っていて、見当識障害に陥っていることもあります。注意が必要です。

軽度認知症(MCI)の症状を理解しておくとも、有用だと思います。
中核症状周辺症状も押さえておきましょう。

免許の返納について

電車やバスがない所に住んでいる場合、車がないと生活がおぼつかなくなります。

高齢者になったからといって、免許証を返納しても、買い物など困難を伴う場合があります。 

巡回バスがあれば、その利用、ない場合は、親類や知人に頼んで、週一回買い出しの日を作るとか、工夫が必要になります。

一般に免許証の反応の年齢は、65歳から74歳が多いとされ、平均返納年齢は、73.76歳といわれます。

一応、返納の時期で一般に言われているのは、次の通りです

たびたび、右左折のウインカー操作の失敗
カーブをスムーズに走行できない。曲がれない。
たひたび歩行者、障害物、他車に注意を払えない
車庫入れのとき、車をこする。 
ふみ間違いをしないことに自信がない。

このような状況が見られたときは、返納を考える時期かもしれません。

また、見当識障害が起こったりした場合は、家族や警察の方、知人と相談してください。

また、自動ブレーキなどが整備された車を買うことを検討されている方も多いと思います。

ただ、気を付けなければいけないのは、自動ブレーキ等はあくまでもサポートであって、それで100パーセント事故を防ぐことができるわけではありまん。

その辺りをきちんと考えないと、事故は自分で防ぐとの気持ちと、万一自動ブレーキ等が作動しなかった時の対応が疎かになります。

以下は買い物に出る時に使う。カートです。NHKで紹介されました。折り畳んで肩からも背負えます。軽いです。また、ブレーキもついて安全です。

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ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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