
昨日は高齢者のゴミ出しの話をしました。
この高齢者のゴミ出しは、自治体によってかなり問題となっているところもあるようです。
体が悪くなり、ゴミをどうしてもゴミステーションに持っていけなかったり、認知症が重くなり、ゴミ出しの日やルールを間違えたりすることがあります。
また、遠くに住む家族が、土日高齢者宅のゴミを掃除して、土日にゴミを出すことなどがあげられます。
取り組みとして、ボランティアの活躍や、中学生が登校途中高齢者のお宅の玄関に置いてあるゴミを出すといった取り組みもあるようです。
この場合、高齢者の見守りも兼ねることあります。
どの様な取り組みをしているか、また、ゴミ出し等の相談は、地域包括支援センターなどに相談すると良いでしょう。
〇本日のテーマ 高齢者 肺炎
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
高齢者 肺炎
高齢者の肺炎は、発熱等の症状が現れず、肺炎と分からず重症化することがあります。
免疫力が脆弱(ぜいじゃく)な高齢者では、急激に悪化し、命に関わる事態になります。
風邪の症状がある、体調不良などの様子が見える場合は、注意を要します。
ところで、肺炎とは、細菌やウイルスを原因として発症します。
厚生労働省(令和2年の調査では)肺炎が死因の5位にあたり、そのほとんどが高齢者であるとのします。
高齢者は免疫の力のほか、身体の機能や免疫力が低下していることが原因と考えられます。
高齢者の肺炎は、発見が遅れる場合があります。
熱や咳の症状が出なかったり、本来持っている病気(持病)に目を奪われて気付きにくいことがあったりします。
心臓や呼吸器に病気を持っていた場合、肺炎にかかりやすく症状も重くなります。また腎臓病や肝臓病、糖尿病を患っていた場合、さらに重症化しやすくなります。

高齢者 肺炎 原因
特に高齢者が肺炎にかかりやすい時は、体力や免疫力が低下している時です。
誤嚥(ごえん)性肺炎は、以前お伝えしました。ここでは風邪がもとで肺炎を起こす場合をお話ししましょう。
高齢者 肺炎 風邪
風邪を引き起こす細菌・ウイルスが外から侵入すると、免疫力があれば、痰などと一緒に排出されます。
しかし、高齢のため、免疫力が衰えていると、そのまま細菌・ウィルスはは肺に達してしまい、肺炎となります。
ストレスや疲労、生活習慣の乱れなどがあると、さらに免疫力の低下を招き、細菌やウイルスは肺に到達しやすくなります。
肺炎の時は高熱が続き、咳も続きます。これに加えて全身倦怠感が出た場合は、肺炎を起こしている可能性があります。また、咳きをした場合、胸に痛みがあれば肺炎を疑ってください。
風邪は万病の元です。風邪を簡単に考え放置すると、病状が悪化してしまい、免疫力の衰えと細菌・ウイルスが感染して肺炎にかかりやすくなります。
高齢者の場合は、風邪を始め、どんなささいな病気も注意深く治療をすることが大切です。
高齢者 肺炎 症状
高齢者の肺炎は症状が出ない場合があり、単なる風邪や体調不良と考えるときがあります。
そこで、「元気がない」「食欲がない」「全身の倦怠感(だるい)」「微熱がある」などが見られるときは医師の診断を受けるのがベストです。
肺炎による入院で足腰の筋肉が衰えることや、肺炎により糖尿病の悪化、心臓の病気や脳卒中などにつながることもあります。
高齢者は脱水症状や栄養不足になりやすいため、肺炎の症状は若い人よりも進行が早い傾向にあります。
そのために、普段からの健康診断を受けておくことが大切です。何らかの事情で病院に行けない人は、キット等をご利用ください。

家族や介護者などが、高齢者の微妙な異変に気付き、医師の診察を受けさせることなどが大切になってきます。
高齢者 肺炎 予防
肺炎の対策には、頻繁なうがいや、手洗いやマスクの着用が必要です。昨今のコロナの流行がありましたが、その時の対策がまさに肺炎の対策でもあります。
さらに、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種などを受けることも、肺炎の予防には大切です。
また、生活習慣病に陥らないように、規則正しい生活や適度な運動、食事や栄養管理も大切になります。
健康 維持
以前にお伝えした黒ニンニクや、スクワット、また、成長ホルモンによる老化の防止(成長ホルモンとは?)をご参考になさってください。
辛い思いではなく、楽しみながら健康を保つこと、例えば健康が趣味であるなどの考え方を持つと、健康維持が楽しくなります。