高齢者 脳梗塞

昨日は脂質異常症の話をしました

脂質異常症は、血液中の中性脂肪・コレステロールなどが過多、または過小状態をいいます。

悪玉コレステロールの過多や、善玉コレステロールの過小の脂質異常症は、狭心症・心筋梗塞症、脳梗塞などを血管に関する病気の引き起こすキッカケになります。

予防としては、動物性脂肪、お菓子やアルコールなどの摂取しすぎを注意する必要があります。

さらに、適度な運動が効果的です。ウォーキングなどの有酸素運動は、血液の状態を良くします。

また、ウォーキングと筋トレを組み合わせて、成長ホルモンの分泌を促すのもよいでしよう。

本日は脳梗塞の話です。

〇本日のテーマ 機能性表示食品

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。

脳梗塞

脳梗塞とは

「脳梗塞」とは、脳の動脈がつまって、血液がいかない部分の脳細胞が壊死する病気です。また、死に至らなくても、脳梗塞の後遺症が残ったりします。

左右半身の麻痺、言葉がうまくでない、視野の一部が欠落、意識障害などの後遺症があります。

介護保険制度の要介護の認定されている人の2割は脳梗塞や脳卒中の後遺症が占めます。死亡原因に関しては、ガン、心疾患、肺炎に続き4位となっています。

脳梗塞 原因

脳血管の障害の原因は、高血圧、脂質異常糖尿病、慢性腎障害などです。

生活習慣の乱れから発展することか多く、動脈硬化を進行させ、脳梗塞を発症させます。また、動脈硬化は心疾患を招くなどの話を以前しました

無自覚のまま進行するので、定期的に健康診断を受けることが必要です。
放置すると、さらに悪化をすることから注意が必要です。

深酒や喫煙も動脈硬化を進行させます。過激な運動や入浴、サウナでの脱水が脳梗塞になる場合があるので、水分補給などの注意が必要です。

脳梗塞 予防

〇食物による予防
サバ、イワシ、サンマ、マグロなどに多価不飽和脂肪酸であるEPAがふくまれた食品を取るのが良いでしょう。

これは脂質異常症や動脈硬化性疾患の予防効果があり、脳梗塞の予防にも有効とされています。

DHAやEPAは、サプリメントから効率的に取ることが出来ます。
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〇心房細動を治療して予防
心房細動という心臓の不整脈も、脳梗塞を引き起こします。不整脈が血栓がつくり、それが脳などで動脈塞栓を引き起こします。

心房細動も自覚症状があまりなく、動脈閉塞に陥って初めて気づくことが多いです。

現在は「経皮的カテーテル心筋焼灼術」と言って、胸を手術によって開かなくても、心房細動が治る方法があります(以前、狭心症のカテーテル治療を述べました)。

手首や、太ももの動脈からカテーテルを入れて、高周波電流を流して心臓の筋肉を焼灼し、余計な電気信号を遮断して心房細動を防ぎます。
70%から80%で改善をするとされています。

〇自己免疫疾患の治療
動脈の壁が裂けてしまう解離や、血管の炎症を惹起したり血栓を形成する自己免疫疾患があります。こちらも、検診等で把握して、治療をすることが大切です。

〇日常の行動の注意

●毎日、血圧を計り血圧を把握し、数値が悪いときは、迷わず医師の診察をうけ、血圧をコントロール
●塩分を控えること、コレステロールのコントロール野菜中心の食事
●ストレスを溜めない・趣味など生活の工夫を
ウォーキング筋トレ(成長ホルモンの分泌)などの運動の習慣化
●定期的に脳ドックや、脳神経専門医を受診する。

脳梗塞 前駆症状

脳梗塞に陥る前に、前駆症状(予兆)が見られることがあります。それは、次の通りです。

●半身のしびれ、感覚が鈍くなる
●手でつかんでいるものを落下(例えば、食事中に茶碗や箸など)
●思った言葉が出ない
●ろれつが回らない
●物が二重に見える

しかし、前駆的症状が現れても、初期症状が軽い場合、放置することが多いです。

放置により症状が悪化して、後遺症などを残すこともあります。あまり感じない頭痛がある場合など、気になる場合は早急の受診が大切です。 

脳梗塞 治療

最近は、血栓を溶かして脳への血流を再開通させる注射薬や、脳の血管にアプローチ後、血栓を絡めたり吸引する、「血管内治療」も増えてきています。

発症から短時間なほど良い回復が望めるので、家族や自分が「脳梗塞(脳卒中)かも知れない」と感じたら、早急に医師のを受診を受けるのが望ましいです。

すぐに、抗血小板薬、抗凝固薬さらに、脳保護薬などを早く施薬するのと、脳へのダメージは少なくてすむと思います。

また、最近はiPS細胞を用いての治療方法も研究されています。今後に期待しましょう。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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