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高齢になると低栄養状態に陥りやすくなります。
原因は、ビタミン、ミネラル、タンパク質など、体にとって重要な栄養素が足りなくなることです。
消化する能力の衰えとともに、タンパク質を摂っても、筋肉など身体の組織になりずらい状況になります。
このため、高齢者では低栄養に陥ることが見られます。
また、タンパク質の摂取量が下がっているため、筋肉量が減ったり、血管が脆弱になったり、様々な弊害があります。
身体を維持さするためにもタンパク質の摂取は大切になります。
本日は、血管についての話です。
(以前、毛細血管について話ました)
〇本日のテーマ 高齢者 血管
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
高齢者 血管 特徴
高齢者では、心臓血管系が拡張をします。高齢とともに、多数の臓器の機能が低下し、それを補うためです(事前、毛細血管の話をしました)。
血圧に関しては、収縮期血圧(高い数値の血圧)は高齢とともに上昇します。
他方、拡張期血圧(低い数値の血圧)は低下することが多いです。そこで、高齢者では、血圧の上下の差が大きくなることが多々あります。
また、人の身体は60秒でおよそ5リットルの血液が循環しています。
また、血管は長く、血管の総量は約10万kmの長さとなり、地球2周半程です。
これらを円滑に機能させ、酸素や栄養を全身に配布して全身の老廃物や二酸化炭素を回収することは、大変なことです。
まして高齢になるとこれらが十全に機能しなくなります。
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高齢者 血管 細くなる
高齢者になると血管が拡張しますが、場合によって細くなったり、つまったりします。
血液には血小板が含まれています。この血小板が血栓(けっせん)をつくります。
ケガなどで血管が破れると傷口を塞ぎ、血液が外に流れないようにするために、血小板がかたまります。この働きが血管内に血栓を形成します。
この血栓が血管をつまらせ、血液が先に流れていかないと臓器の障害が起こります。脳血栓(血管がもろくなることから脳出血)、それに伴う認知症、虚血性心疾患、腎臓機能の衰えなどが見られます。
血栓による血液が流れなくなる症状(血栓症)は、肥満や糖尿病、高血圧、脂質異常症・肥満等々が原因となることがあります。
まひ、しびれ、胸痛などが出現したときは血栓症のおそれがあります。医師の診察の必要があります。
高齢者 動脈硬化症
以前、動脈硬化症の話をしました。以下要点を簡単にのべます。
動脈硬化症は、初めのころ(だいたい40歳くらい)は無自覚であり、徐々に症状が進んでしまうこともあります。
また、血中に脂質が増えると、血管にプラークがたまる傾向になり、血管が狭くなります。
これが続くと血管は弾力を失い、硬化します。
また、血液の糖分が多いと血糖値が上がり、炎症が起きて血管が脆(もろ)くなってきます。
健康で弾力のある血管の維持には、糖分や脂質が血中に多くならないようにするべきです。
そのために、食事を考え、適度な運動をするように、生活習慣を整えるのが肝要です。
血糖値を下げるプログラムはこちらです。ご利用ください。管理栄養士の指導が付いています。
![](http://image.moshimo.com/af-img/3483/000000060131.jpg)
また、健康診断を定期的に受けたりして、キットで自分の体の状態を知ってください。
血液一滴で、身体の状態やガンなどが分かります。
諸事情で病院に行けない人は、ご利用ください。
![](http://image.moshimo.com/af-img/2872/000000048826.png)
加齢 血管 変化
高齢になると血管が老化します。
具体的には、「動脈の壁が厚くなる・硬くなること」「断裂内膜が石灰化すること」「動脈の拡大」「動脈瘤ができること」「動脈弁のが完全に閉じないこと」などです。
血管の弾性が失われて硬くなると、上記しましたが収縮期血圧と拡張期血圧の差は大きくなります。
また、静脈にも変化がみられ、ふくらはぎの裏に静脈に瘤のような静脈瘤ができたり、足がむくみやすくなったりします。
サルコペニア
循環器に疾患があると、動作に制限が加わり、制限食となることが多いです。
タンパク質の制限や、運動の制限は、筋肉の量が落ちて、フレイル・サルコペニアに陥ることにつながっていきます。
血管 硬化 予防
適切な食事
青魚のDHAやEPAなどは、脂質バランスを良好に保つ働き方をします。また、海藻のぬめりの部分に含まれるアルギン酸は血糖値を適切な状態にしてくれます。
さらに塩分の多量の摂取は、高血圧になります。
逆にカリウムは塩分の排出の機能があるため、カリウムの含有量が高い野菜やキノコを食すると良いでしょう。
ただ、腎機能に疾患などをもっている人はカリウムの摂取には、注意が必要です。主治医のアドバイスが必要です。
適度な運動
運動不足から肥満に陥ると、高血圧、高脂血症、糖尿病(場合によってはガン)などを引き起こします。
運動は自分に合った適度なものがよいです。無理をするとかえって健康を害するなどになります。
成長ホルモンを出す筋肉運動(たとえば、スクワット)、また有酸素運動のウォーキング、さらに楽しんで出来て、認知症予防になるコグニサイズなどを利用することも方法です。
血管 健康
高齢になると、血管の老化は避けられません。ただ、健康診断、生活習慣病に気を付ければ、健康を維持することが可能です。用心して、元気で過ごしましょう。